2019.02.04
[フィギュアスケート]石原弘斗・河島美森
滋賀ドリームFSC所属の石原弘斗(京都・川岡小4年)が、昨年12月に『ライオンのグータッチ』(フジテレビ)に出演した。フィギュアスケートの元世界女王・安藤美姫さんに指導を受け、全日本ノービスB男子で5位入賞。石原は一躍人気者になった。
「安藤先生のアドバイスでジャンプの質がよくなったと思います。 全日本ノービスではなんとか自分で立て直して5位に入れましたが、やっぱり表彰台(3位以内)を目指していたので悔しいです。 来シーズンは全日本ノービスのA男子に上がるので、もっと難易度の高い技を習得していきたいと思っています」
受け答えもしっかりし、ルックスもいい。 目標のオリンピック出場に向け、すでに本格的にトリプルジャンプの習得にはげんでいる。将来のスター候補と言えるだろう。
だが、滋賀のリンクにはもう一人の王子がいる。 石原に追いつけ追い越せと急成長を続ける大津市出身の河島美森(瀬田小5年)だ。 昨年10月の全日本ノービスB男子では初出場ながら30人中23位と健闘。しかも、競技歴2年と伸びしろはたっぷりとある。
「本格的にフィギュアを始めたのは2016年11月から。 その時は、石原くんは雲の上の存在でした。でも、昨年の近畿ブロック予選を通過(5位以内)して初めて全日本ノービスに出場し、ようやく石原くんの背中くらいは見えてきたように思います。 全日本ノービスに出たことで、もっと上にいきたいという気持ちも強くなったので、これから、どんどん難易度の高い技を身につけたいです」
2人は所属クラブこそ違うが、練習拠点は同じ滋賀県立アイスアリーナ。 ほぼ毎日練習している2人は、練習時間が重なることも多い。 やや前を走っている印象がある石原も 河島くんはスピードがあって、ジャンプも高い」 と、だんだん意識するようになってきた。
将来、滋賀のリンク出身の2人がオリンピック出場をかけて全日本で火花を散らす…そんな日がくることを楽しみに待ちたい。
石原弘斗
Profile/いしはら・ひろと。2008年6月9日生まれ、京都府出身。京都市立川岡小学校4年生。6歳から競技をはじめ競技歴4年。昨年10月の第22回全日本ノービス選手権大会(B男子)では5位入賞。
河島美森
Profile/かわしま・よしもり。2007年9月21日生まれ、大津市出身。瀬田小学校5年生。競技歴2年。昨年10月の第22回全日本ノービス選手権大会(B男子)では初出場ながら30人中23位に。