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2018.10.06

[レスリング グレコローマン]青山学院大学 藤井達哉

初の世界大学選手権で銀メダル。結果を残しはじめた裏に”賢さ”あり。

レスリング藤井達哉の恩師である栗東高校の田中秀人監督は、こんなエピソードを教えてくれた。
「レスリングで進学しましたが、実は高3の模試で(藤井は)青山学院大学はA判定でした」

 藤井自身も 「監督やコーチに魅力を感じたのはもちろんですが、勉強もちゃんとしたかったので青学を選びました」 と言う。 パワー、スピード、スキルだけではなく、藤井の強さは明晰な頭脳にある。

 9月の全日本学生選手権男子グレコローマン82㎏級を制し、続く世界大学選手権では初出場で準優勝に輝いた。地力もあるが、好成績の要因はグレコローマンスタイルのルール改正にうまく順応したからでもあったと藤井は話す。
 「グラウンド(寝た状態)からスタートするというルールが復活しました。 その対応に向け昨年12月から取り組み、どうすればポイントを奪えるかなど試合を組み立てられるようになった」

 もちろん、今回のルール改正へのアジャストだけではなく、大学での経験が全て生かされている。
 「高校の頃までは”組んだら=投げられる”という方程式でやっていましたけど、大学ではレベルが高く、組んでも投げさせてはもらえない。 その中で勝つには自分の引き出しを増やすしかなかった。 相手と駆け引きしながら賢くポイントを奪うレスリング。 そういう試合ができるようになってきた」

 170㎝の小柄な藤井が、体格差のある世界の選手たちと堂々と渡り合えたのも、このスマートさがあったからにほかならない。
 「言い方は悪いですけど、ずる賢く勝てるようになってきた(笑)」

 藤井は、2020年の東京オリンピックの実施階級に合わせて、今シーズンいっぱいで82㎏級から77㎏級か87㎏級に転向するという。だが、その前にやるべきことがあるのだと藤井は話す。
 「12月の全日本選手権でタイトルを取りたい。昨年3位で悔しい思いをしましたから」。

”82㎏級の全日本王者”。 その肩書きをもって、五輪にチャレンジするつもりのようだ。

藤井 達哉

青山学院大学

Profile/1997年6月2日生まれ、草津市出身。栗東高校卒。現在、青山学院大学3年生。2012年の全国中学生選手権男子グレコローマン85㎏級優勝をはじめ、高校時代は全国高校生グレコローマン選手権と国体84㎏級で各2連覇を果たす。今年は、9月の全日本学生選手権(インカレ)男子グレコローマン82㎏級で優勝。昨年の80㎏級に続きインカレ2連覇を達成。世界大学選手権準優勝。170㎝、85㎏。

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