2026.10.28

世界を舞台に戦える選手育成。 その哲学を実感できた 26 年。

チャレンジが実った1年

 オーパルオプテックスカヌーチームの江口貴彦監督は、2026年シーズンを「チャレンジの年でした」と振り返る。

「もちろん、毎年新たな挑戦を続けていますが、今年は思うような結果が得られない時期があった中で、成長につながる取り組みができた年だと考えています」

 結果的に、全国少年少女カヌー大会では男子カヤックシングルで優勝・準優勝、男子カヤックペアで優勝を達成。全国中学生カヌー大会では女子カヤックペア優勝、女子カヤックシングル3位、全国高等学校カヌー選手権大会(インターハイ)では男子カヤックシングル4位、女子カヤックペア準優勝という好成績を収めた。

 さらに全日本学生カヌー選手権大会(全日本インカレ)ではクラブのOB・OGが優勝を果たしている。それぞれがチャレンジした結果が花開いた1年と言えるだろう。

〝世界〞はもう身近な場所

 実り多き1年の中で、江口監督が特に印象に残ったと話すのが7月の「U23世界選手権大会」だ。クラブOBの中岡誠琉(自衛隊体育学校)が男子カヤックシングル1000mでファイナルBの3位に入り、世界ランキング12位に浮上。江口監督は「世界に挑戦できる選手を育成してきた成果を感じる大会となりました」と振り返る。

 来年度に向けては「さらに世界で戦える選手の育成をめざす」とともに「チーム理念である『感謝報恩』を体現できる人材育成にも力を入れていきます」という。

 オーパルオプテックスカヌーチームが求めるのは、競技力の向上だけではない。根幹には「多くの方々への感謝を忘れず、周囲から応援される選手、人として成長し続けられる選手を育てること」という考えがある。その上で「地域や競技界に貢献できるチームづくりを進めてまいります」と話す。次はどんなサプライズを届けてくれるか楽しみである。

オーパルオプテックスカヌーチーム

大津市を拠点に活動。2025年のICFカヌースプリントジュニア&U23世界選手権大会(ポルトガル)に計4名が出場。2026年には小林陽菜がクラブ初のシニア日本代表に選ばれ、9月のアジア大会に出場した。

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