2024.01.01

福田がインハイ2連覇。女子は2階級制覇&団体準V。比叡山高校

その先に世界ジュニア優勝あり

比叡山高校の福田大和(3年)は今年のインターハイ柔道男子60㎏級で2連覇を達成した。
大会前から大本命と言われていたが、本人は「不安だった」と振り返る。「昨年は春の全国で敗れ、リベンジの気持ちで挑んだが、今年は勝たなくてはいけないという重圧があった」からだ。
それでも5試合オール1本勝ち。そして全日本ジュニア2連覇、世界ジュニア選手権優勝を果たす。次の目標はシニアでの日本一。その先にオリンピックがある。

女子48㎏級を制したのは足立美翔(3年)だった。
決勝では小内巻き込みでの見事な1本勝ち。「春の全国決勝で敗れた選手にリベンジできた」。
3歳から柔道を始め、日本一になるために比叡山に来た。

「こんなにうれしいことはないです」。

女子団体は準優勝と躍進した。だが、先鋒・向尾美妃(3年)が「良い流れを作れなかった」と悔しがると、大将・木村穂花(2年)も「試合に出られない先輩方もいたのに…」と下唇を噛んだ。
そんな悔しさを晴らしたのが中堅・前田凜(3年)の女子70㎏級優勝だった。

「団体戦からなんとか気持ちを切り替えられた。初の日本一、本当にうれしかった」。

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