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2019.09.07

適度な「食いしばり」、力を引き出す

スポーツマウスピースに集まる注目

”歯を食いしばる”。目一杯に踏ん張る際に使う馴染みのある表現だが、食いしばれば力を発揮できる、というわけではない。スポーツの分野では近年、「噛む」ことがパフォーマンスに与える影響に注目度が高まっており、世界でも「マウスピース」をつける一流選手も多く見られるようになった。そこには適切な”食いしばり方”があるようだ。

 マウスピースと聞いて、格闘技を思い浮かべる方も多いだろう。球技でもラグビーやアメリカンフットボールと行った激しいぶつかり合いが起きる競技では、口腔内を保護する目的で用いられている。だが、最近ではバスケットボールやサッカー、陸上競技などでも、マウスピースを着用する選手が増えた。アメリカNBAのスター、ステフィン・カリー選手(ウォリアーズ)がプレー間にマウスピースを外す姿を見たことがある方もいるかもしれない。

 噛み合わせが改善すると、体のバランスが整うため、マウスピースは矯正目的でも着用されている。マウスピースを装着することでスポーツへの好影響も報告されている。マウスピース着用とパフォーマンスとの因果関係は、まだ研究が始まったばかりだという。
 「マウスピースをつける一番の利点は口の中の保護。心理的に守られている安心感が生まれ、パフォーマンスにつながるようになったと言われている」と指摘するのは、スポーツマウスピースの製造販売を手がけるメディカルリエットの代表取締役、今津ふみこさん。歯科医師でもある今津さんは「”食いしばりすぎ”はあごの関節を痛めるリスクがある。マウスピースを入れることで、その不安も和らぐため、安心して噛むことができる。それがほどよくリラックスした状態につながる」とメリットを強調する。

 ただ、口の中というのはデリケートな空間。フィットしないマウスピースを入れることは、噛み合わせを乱したり、歯や口を痛めてしまう一因にもなりかねない。メディカルリエットは歯科医師と歯科技工士の協働によりオーダーメードの「JFNスポーツマウスピース」を展開。型取りの際には事細かに選手の不安や要望を引き出し、調整に生かしている。「マウスピースによって、より長く健康なスポーツ人生を送ってもらいたい」と今津さん。口の中を包む安心感でアスリートたちを支えている。

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