2019.03.01

[バレーボール]八日市VSC(女子)・草津はやぶさ(男子)

八日市、涙の初優勝
ウイニングボールが相手コートではずんだ瞬間、八日市VSCの選手たちは飛び跳ね、コーチ陣は両手の拳を天高く突き上げた。

「第13回滋賀県バレーボール協会長杯小学生新人大会(兼第9回アミンチュてれびBBC杯)」 の女子決勝は、フルセットの末に八日市VSCが初優勝を勝ち取った。

第1セット。 八日市の岩田知也監督が 「”アミンチュ杯”決勝のセンターコートに立つのは初めてで、みんな緊張していた」 と振り返るように、序盤から多賀の猛攻にあって15-21で落としてしまう。

続く第2セットも最初は多賀にペースを握られ、一時は5-10と引き離された。 だが、ここから粘って16-16の同点に追いつくと、持ち味のブロックが決まり出し、一気にこのセットをものにした。

岩田実来キャプテンが 「第2セットに追いついて逆転できた。それが自信になって、優勝につながった」 と話すように、常に明るくプレーした八日市が18-16で第3セットの接戦を制した。そして喜びが爆発した。

草津はやぶさ男子、圧巻
熱戦の余韻が残るセンターコートで、次は草津はやぶさvsびわの男子決勝が行われた。 ともに1セットも落とさずにファイナルへ駒を進めた強豪同士。 接戦が予想されたが、結果は草津はやぶさのストレート勝ち。 スコア的にも21-6、21-7と圧巻。だが、白川忠彦監督は 「私自身、男子チームを見るのはこの子たちが初めて。 結果的に勝てましたが、分からないことだらけで…難しかった」 と話す。

”草津はやぶさ”と言えば、昨年に全国制覇を果たした女子チームが有名だ。ただ、男子も女子に負けず、名田玲大キャプテン(葉山東小5年)と浅野涼介(物部小5年)の長身コンビを軸に、安定したバレーで頂点に立った。

名田キャプテンは 「女子に負けていられないので」と笑顔を見せた。 エース浅野も 「僕らも全国優勝したい」 と話す。 全国Vの女子に対するライバル心が、草津はやぶさ男子の原動力になっている。

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