2023.01.05

【高校スポーツ2023】女子は近江兄弟社が圧勝で全国へ。男子は光泉カトリックが競り勝つ。

2022 全国高等学校 バスケットボール選手権大会 滋賀県予選(決勝)

磨いたオフェンス。51点差

 
11月6日に守山市民体育館で行われた全国高等学校バスケットボール選手権(ウインターカップ)滋賀県予選。女子は近江兄弟社、男子は光泉カトリック(光泉)が優勝し、全国大会への出場権を手にした。

 女子決勝はインターハイ予選と同じく近江兄弟社と草津東の顔合わせ。今回も近江兄弟社が勝利を収めたが、春季は8点差、秋季は51点差という大差がついた。今年4月から指揮を執っている金村 厨コーチは「(パスワークなどで)オープンな場面を作るオフェンスを準備してきた。選手たちもシュート練習を積み上げてきた。それらがうまく噛み合った」と勝因を挙げた。
 キャプテン近藤ほなみは「インターハイでは得点力で全国との差を感じた。だから、厳しい展開でも得点できる練習を積んできた。この決勝ではその成果を見せられた」と笑顔をのぞかせた。

〝個〞に磨きをかけて頂点

男子は光泉が5点差の接戦をものにした。勝敗を分けたポイントについて寺田 均コーチは「どこからでも得点が奪えるチームになったから」と話した。
 夏のインターハイでは1回戦で桐光学園(神奈川)に4点差で敗れている。キャプテン上野山波空(3年)は「あの試合で個人スキルの差を感じた。全国で勝つには選手個々のレベルをもっと上げる必要があると思った」と言う。 インターハイ後に光泉が取り組んできたのは個々のスキルアップだった。
 リバウンド能力が高い河口明良(3年)は「インサイドの自分に3Pシュートがあったら相手が的を絞りにくくなる。だから、3Pシュートを毎朝練習してきた」と振り返る。そんな選手たちの努力が今回の決勝では発揮され、第4Q終盤で同点に追いつかれながらも、粘る草津東を最後に突き放した。

ウインターカップでは近江兄弟社も、光泉も「ベスト8」を目標に掲げている。
その挑戦は近江兄弟社が12月23日の東海大附属諏訪(長野)戦、光泉が12月24日の松江西(島根)戦から始まる。

関連記事