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2019.10.25

[陸上競技・走高跳]中京大学 瀬古優斗

大学最後の日本選手権で5位入賞。それでも「悔しい」理由とは…

自身3度目の出場となった今年6月の日本選手権(走高跳)。中京大学の瀬古優斗(4年)は、2m 20の自己ベスト(タイ)をマークし、5位入賞を果たした。だが、うれしさ半分、悔しさ半分だと言う。
「入賞という目標は達成できた。でも、自己ベスト更新の目標は”タイ”で終わってしまった。時間を置くと、やっぱり悔しいですね」

 瀬古は草津東高校時代、ほぼ無名に近かった。インターハイ出場もなく、高校3年で出場した国体が初めての全国大会だった。だが、関係者の間では素材は一級品と評価は高かった。

 そして名門・中京大学で才能はすぐに開花した。大学1年で全日本インカレ4位に入ると、翌年にはU 20日本選手権で優勝。同年には、2016年リオデジャネイロ五輪の最終決戦となった大阪・長居での日本選手権に初出場を果たす。
「初の日本選手権がリオ五輪のかかった大会、緊張し過ぎていて記録も順位も全然ダメでした。でも、あの大舞台を経験できたことは競技人生の中で大きかった」

 予定では、この経験を生かしてさらに飛躍するはずだった。だが、大学3年は相次ぐケガに悩まされ、日本選手権は出場したがノーマーク(記録なし)。全日本インカレでは2m 10のシーズンベストで5位に入ったものの、満足のいくジャンプではなかった。

 転機となったのが、その全日本インカレ後の代替えの時。瀬古は、中京大学ハイジャンプ陣を束ねるパート長に抜擢された。
「予想外(笑)。ちゃらんぽらんな性格の僕で大丈夫かなと(笑)。でも、自分でも、このままじゃいけないと思っていたタイミングだったので、引き受けました。心がけたのは、強いチームがまとう独特のオーラを持った集団作り。そのために、まずパート長の自分がルールや規律をしっかり守り、練習に向かう姿勢を
見直しました」

 規則正しい生活を送った瀬古は、結果的に競技者としてのポテンシャルをさらに引き出すことになる。

 今春の中京大学記録会で2m 20の自己ベストを叩き出すと、5月の東海インカレ、6月の西日本インカレと連覇を達成。そして6月には先述したように日本選手権で自己ベスト(タイ)をマークして5位入賞を果たした。
「”タイ”なので納得はできません。でも、4年後のパリ五輪を目指してもいいのかなとは思えた」

 湖国が誇るハイジャンパーは、大学最後の日本選手権で”五輪挑戦への思い”を手にした。

瀬古 優斗

中京大学

Profile/せこ・ゆうと。1998年3月16日生まれ、大津市出身。瀬田北小学校、瀬田北中学校、草津東高校を経て中京大学へ。現在4年生。大学1年で出場した全日本インカレで4位に入ると、大学2年ではU20日本選手権で優勝し、日本選手権にも出場。大学3年はケガに泣かされたものの、大学4年で完全復帰すると今年5月の東海インカレ、西日本インカレを制した。そして6月の日本選手権で5位入賞を果たした。180㎝、65㎏。

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