2021.12.13

各分野で頑張る滋賀出身4人 いい刺激を与え合ってきた 【吹奏楽部】堀口季湖 【ソフトテニス部】竹内優衣 【軟式野球部】髙田響流 【生徒会】角田 諭

続ける者、開拓する者

京都駅から徒歩圏内の龍谷大学付属平安高等学校には滋賀県からも多くの生徒が集まる。今年の1年8組には滋賀県出身者が6人。うち4人が部活や生徒会で頑張り、いい刺激を与え合ってきた。

髙田響流くんと角田諭くんは高校入学が一つの分岐点になった。栗東西中学校で軟式野球を始めた髙田くんは「高校でも競技を続ける気持ちで平安に来ました」という。一方、滋賀大学附属中学校で軟式野球をしていた角田くんは「高校では色々な経験をしたくて生徒会を選びました」と話す。

授業数が多い仏教コースで学びながら練習に励む髙田くんは「大変です。でも、充実しています」と笑顔を見せる。その姿を見ている角田くんは「生徒会の1人として、みんなが少しでもいい学生生活を送れるように努めたい」と気持ちを引き締めてきたようだ。

〝のびのび〞とした環境

吹奏楽部の堀口季湖さんとソフトテニス部の竹内優衣さんは、互いに「すごい」と認め合う間柄だ。

皇子山中学校からトロンボーン奏者を続けている堀口さんは高校で初めてマーチングを経験。「動きながらの演奏は難しいけれど、チャレンジする楽しさがあります」と話す。今年の京都府マーチングコンテストで金賞、続く関西マーチングコンテストでは銀賞。この活躍に竹内さんは「1年生なのにすごい」と大きな刺激を受けた。

その竹内さんは、中主中学校の頃に始めたソフトテニスを今も続けている。目標は「平安で一番手に、そして京都府大会で上位に入ること」。今年は思うような戦績を残せなかったものの、別の分野で堀口さんを驚かせた。

竹内さんが制作した文化祭コマ撮り作品である。無数のクラス写真を音楽と歌詞にリンクさせ“仲の良さ„が伝わる映像を1人で編集。文化祭では優秀賞を受賞した。

同組の滋賀県出身4人が、お互いを高めあった1年となった。

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