2020.08.11
4年後の パリをめざす [ カヌースプリント]山崎 穣・ 菱田悠杏
~全国への想いを誌面にぶつけろ!~
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、インターハイや全国中学生大会(全中)が中止となった。
それに伴う県内予選なども無くなり、中・高生アスリートたちの夏が奪われた。
だが、今まで努力してきた日々が色あせることもない。
その想い、誌面にぶつけろ!
Case.05[ カヌースプリント]山崎 穣(比叡山高校)・ 菱田悠杏(堅田高校)オーパルオプテックスカヌーチーム
代表選考会に続いて…
昨年10月の国体カヌースプリント少年男子カヤックペアで県勢初の2冠(200m・500m)を達成した菱田悠杏(堅田高校3年)・山崎穣(比叡山高校3年)ペア。学校が別のため、インターハイなど高体連主催の大会ではペアを組めない。だから、昨年のインターハイはシングルで滋賀県代表の座を2人が争い、菱田に軍配が上がった。そして菱田はインターハイで3位入賞。山崎は今年のインターハイでリベンジを誓っていた。
「今年3月の日本代表選考会がなくなったショックが大きくて、その悔しさもインターハイにぶつけるつもりでした。冬場のトレーニングで体もひと回り大きくなっていましたし、手応えはありました。インターハイ中止は残念です」
だが、ここで立ち止まっていては、今までの努力が水の泡になる。山崎は少し先を見据えることにした。4年後のパリ五輪だ。
「大学でも競技を続けるつもりですし、大学4年生の時にパリ五輪がある。そこを見据えることにしました。ユアン(菱田)とパリを目指しつつ、どっかでインターハイ予選のリベンジをしたいと思います」