2018.01.06

[体操]びわこクリーンJr体操クラブ

県内最初の体操クラブ。指導者は元五輪メダリスト。

「カンガルー体操クラブ」 の専門部として立ち上がり、昭和52年に独立した「 びわこクリーンJr体操クラブ」。 滋賀県で1番最初にできた体操クラブは、6年前に完成した大津市の専用体育館で体操の楽しさ、自主性、そして厳しさも教えている。

指導者の1人は1988年ソウルオリンピックで銀メダル2個、銅メダル1個を獲得した元ルーマニア代表の安東ガブリエラ。通称”ガビ先生”の経験を生かし、ヨーロッパ仕込みの練習を行っている。 安東克彦代表は「 試合シーズン以外は全種目を行う“通し練習”をしないクラブも多いですが、うちは感覚を忘れないためにオフシーズンでもやります。 ヨーロッパでは当たり前みたいです」 と話す。

方針は「 自分で考えて行動できる選手を育てること」(安東代表)。 無理だと言われても挑戦する強い心を養うのも目標の一つだ。だから、練習は時に厳しい。 4歳から体操をはじめた中村音羽(雄琴小1年)は「 ガビ先生に、いつも”つま先を意識して!”と注意される。 こわい時もある(笑)」と話す。 それでもその先に楽しさがあることもわかっている。 同クラブの小学1年生の女子では初めて県ジュニア大会に出場した中村は「 好きな跳馬は練習したことが出せたので楽しかった。 苦手な床を頑張って、2018年は西日本ジュニア大会にも出たい」。 過去にジュニア日本代表も輩出している名門は、心技体だけではなく夢も一緒に育むようだ。

びわこクリーンJr体操クラブ


●創設/1977年 ●メンバー/約25人(選手育成クラス:6年1人、5年4人、4年1人、3年3人、2年3人、1年3人ほか)●練習/週5日のクラス(月・木曜休)、週6日のクラス(木曜休) ●拠点/専用体育館(大津市下阪本1-20-12)●主な成績/2014全日本ジュニア大会段違い平行棒準優勝(池之内葉月)、2017年滋賀県ジュニア大会優勝、近畿ジュニア大会出場ほか

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