2019.06.28
【SKETCH of 大学スポーツ特集Ⅱ】文武両道④
大阪学院大学 商学部商学科4年
髙谷愛奈さん
授業に集中して多くを吸収。練習時間を作るコツ。
2000年シドニーオリンピック・女子マラソンの金メダリスト、高橋尚子さんの母校である大阪学院大学。 ほかにも多くの実業団選手を輩出している名門・陸上競技部(女子長距離)は、競歩やトラック逆回り、ボールを持って走る、裸足で走るなど独特の練習方法を実践していることでも知られる。 この練習で走り方の癖を無くし、左右のバランスを整えられた選手たちは、大学4年間の中で急成長することがある。
キャプテンの髙谷愛奈さん(4年)も急成長を遂げた1人だ。
「高校時代は全国大会に出られるような選手ではありませんでした。でも、大学3年の昨年にストライド走法からピッチ走法に変え、タイムが縮まるようになってきました。 昨年は5000mで全日本インカレにも出場。 大学最後の今年は全日本インカレで優勝したいと思っています」
1、2年で土台を作り、3年で開花。実に大阪学院大学らしい成長曲線と言えるだろう。
寮生活を送る髙谷さんの1日は、約3時間の朝練習から始まる。 昼間は大学の授業に出て、午後から2時間ほど練習する。 1日に走る距離は平均12㎞。 週に1度は約20㎞を走る。 勉強時間を確保するのはなかなか難しい状況だ。
だが、髙谷さんは 「弘(潤一)監督からは”学生の本分は勉強やぞ”と言われる」 と話す。 限られた時間の中で文武を両立するためには”集中”が大切だと髙谷さんは言う。 「大会前などは勉強時間が取れないことも多いです。 でも、商学部は簿記やマーケティング戦略など実践的な知識を得られる授業が多いので、とにかく授業に出て、その時間に多くを吸収するように心がけています。 結果的にそれが練習時間の確保にもつながります」
どうすれば時間を作れるか。 将来、実業団で競技を続けたいと考えている髙谷さんにとって、文武両道の経験はきっと役立つに違いない。
TOPICS 01 JR大津駅から約45分!! 通学の利便性抜群!関西エリアがあなたのフィールド
OGUへは最寄りのJR岸辺駅まで、JR大津駅から約45分。 大阪だけど通いやすい大学。 都心からすぐの便利な場所にあり、駅からも徒歩約5分でアクセス抜群。通学時間が1時間以内の学生も多く、通学の利便性も大きな魅力の1つです。
TOPICS 02 就職率100%を誇るユニバーシティクラブ
リーグ優勝や全国制覇をめざしてクラブ活動に励むOGUの学生たちは、大学の大きな推進力となっています。 経験豊かな指導陣と充実した環境の中、仲間と共に大きな成長を遂げています。 さらに、クラブに所属した学生の就職率は100%(2018年度実績)を誇ります。
TOPICS 03 新グラウンドがオープン!
既存の各グラウンドを改修し、「OGUスポーツパーク(仮称)」として整備計画中。その第1弾として、2019年4月に全天候型グラウンドがオープン。LEDナイター照明つき全面人工芝グラウンドやブルーの全天候ウレタン舗装の陸上トラックのほか、ウッドチップ舗装のクロスカントリーコースを完備し、練習環境を整えることで、クラブ活動のサポート強化を図っています。
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髙谷愛奈さん
大阪学院大学 商学部 商学科4年
Profile/兵庫県出身。兵庫・須磨友が丘高校卒。父親の影響で陸上競技をはじめ、高校時代は3000mで県大会に出場。近畿高校駅伝にも出場した。昨年は5000mで全日本インカレに出場。全日本大学女子駅伝で区間5位、富士山駅伝で区間3位の力走をみせた。