第75回 長浜ひょうたんボウル 立命館大学 vs 法政大学

アメフト満喫の2日間

　国内3番目の歴史を誇るボウルゲーム「長浜ひょうたんボウル」が今年で75回目を迎えた。昨年に引き続き4月29日には長浜（滋賀県立 県民共済ドーム長浜）で中学生の大会が開催され、また5月11日には彦根（平和堂HATOスタジアム）で長浜ひょうたんボウルのメインゲームなどが行われた。

　長浜での「第23回 関西中学アメリカンフットボール選手権（1回戦）」には長浜南・立命館守山の合同チームが登場。同志社国際に前半20点のリードを許し、後半に12点を返したものの一歩及ばず20-12で敗戦となった。

　また千里FB・住吉川S・兵庫Sの合同チームと対戦した長浜西は残念ながら0-43と大差をつけられて敗れた。

立命館が貫禄の勝利

　場所を彦根に移して開催された「第75回 長浜ひょうたんボウル」のメインゲームでは立命館大学と法政大学が激突した。両チームは昨年の大学王者を決める「甲子園ボウル」でも戦ったライバルチーム。第１Qは０-０という互角の攻防を見せた。だが、第2Ｑに立命館のRB漆原大晟が54ヤードのビッグゲインで最初のタッチダウンを奪うと、その後は立命館が王者の貫禄を見せつけ、最終スコア31-3で完勝した。

　守備では長浜北高校出身の副将・LB酒井大輝が魅せた。第４Qにこの試合２つ目のQBサック（相手の司令塔にタックルを決めるビッグプレー）を見せると、次のダウン（相手攻撃）ではパスをインターセプトしてスタジアムを沸かせた。

　攻守ともに甲子園ボウルのリベンジに燃える法政を圧倒した立命館は、この勝利で大会32連覇を達成。秋の本番に向けて好スタートを切った。