有力ジャンパーの誤算

高校生8mジャンパーとして一躍脚光を浴びた藤原孝輝（高穂中学卒／東洋大学）は、
今回の日本インカレも走幅跳と男子100mHの2種目にエントリーした。

過去にも同日に競技が重なることはあったが、今回ほどの過密さは前例がない。

走幅跳3回目のジャンプを終えたその足で男子100mH予選のスタートラインに立った。

結果、走幅跳では上位8人に残れず、男子100mHは予選通過した。

「今回の失敗は走幅跳の1本目でファウルしたこと。
ハードルの時間を考えて2本目を〝置き〞に行ってしまった。
本当なら2本目までに上位8位に入って、3本目をパスする予定だった」

メインの走幅跳は悔いが残ったが、男子100mHは2位入賞まで上り詰めた。