英語が堪能な人ではなく、国際的教養人をめざして。

「語学留学できるかどうか」 で高校を選んだという久野江里菜さん。その海外志向は衰えず、大学進学も「英語力を磨ける環境がある」 というのが一つのポイントだった。

大阪学院大学を選んだのは、まず国際的教養人の育成をめざす 「LEI英語プログラム」 の存在が大きかった。 名門コロンビア大学で修士号を取得した英語教育のスペシャリストなどによる授業は、単に英語力を磨くのではなく国際社会で活躍できる人材育成が狙い。 久野さんは 「授業は全て英語で行われ、日本に居ながら留学しているみたいです。 国際社会での常識や外国の文化に関するワークショップをはじめ、ディスカッション（討論）なども行われ、英語と一緒に色々な知識を学べるのも魅力だと思います」 と話す。

また、海外からの留学生と暮らし、異文化交流を図る 「CETルームシェアプログラム」 という独自の取り組みもある。 CETとはアメリカ・ワシントンD.C.にある35年以上の歴史がある留学派遣機関で、ここの留学生を受け入れているのは日本では大阪学院大学だけ。 夏は2ヶ月、秋と春は4ヶ月の期間を設けて共に過ごし、国際交流を図っている。 今夏、バーモント州のベニントン大学からの留学生マディさんとルームシェアをした久野さんは 「多くの留学生とも知り合いになれ、すごく楽しい。 今回で2度目ですが、プログラムに参加する度に世界中に友だちができる感覚です。 彼女らを通して違う文化に触れられるのもいいですし、逆に彼女たちに日本の文化を伝えるために私たちが暮らす日本を見つめ直すいい機会にもなります」 と話す。

将来、高校の英語教員をめざしている久野さん。 英語力だけではなく、総合的に国際人を育てる大阪学院大学は、彼女にとって理想の学び舎と言えるかもしれない。

大阪学院大学