2019.06.03
【SDが語る③】「勝利のカルチャー」持つチームに
Q 来シーズンはコーチのバスケットを知る主軸の中堅・ベテランも残ります
デニスHC「狩野祐介にはリーダーとしてさらに大きな成長を望みたいと思っています。伊藤大司に関しても、ロッカールームで素晴らしいリーダーシップを発揮してくれています。荒尾岳はベテランですが自分の思ったことや行動を自信を持ってチームメートに共有できないところがあります。さらに経験を積みながらリーダーシップを取れるように成長してもらいたいです」
デニスHC「ウォーカーはリーダーシップ面でも大きな役割を担ってくれるでしょう。彼は選手キャリアを終えた後はコーチになりたいと話していました。チーム内でリーダーの役割を担うことは、将来的にコーチとしても成長していく助けになっていくと思います」
Q この〝2次政権〟は、コーチにとってどういう位置付けの2年になるりますか
デニスHC「スポーツではウイニングカルチャーを作ることが大切です。ウイニングカルチャーとは一人ひとりが、コートにいないときも、選手として成長していくためには何ができるかと考え続けることです」
デニスHC「Bリーグファイナルをテレビで観ていたとき、ハーフタイムに両チームのロッカーの様子がテレビに映し出されました。A東京側は、コーチが部屋に入ってきて指示する前に選手同士で活発に議論していました。選手自身の中にリーダーシップがあり、管理できているということです。一方、千葉側はあまり積極的に選手たちが話し合っていないように見えました。千葉はレギュラーシーズンではリーグ内で最高の成績を収めたチームでしたが、一番大切な優勝手決定戦の中でリーダーシップが発揮されなかったことが優勝を逃すことにつながったのかもしれません」
デニスHC「そういったリーダーシップ面ではウォーカーと伊藤が大きな支えになってくれるでしょうし、キャプテンの狩野がまとめてくれることでしょう」
Q チャンピオンシップ進出へ、来期はCS進出へ再びチャレンジになるが
デニスHC「開幕前にプレーオフ進出や優勝を目標にしないチームはありませんが、我々が大切にしたいのは、一つ一つのことを正しい方法でやれているかです。過程や習慣など、選手一人ひとりの行いが正しい形でできているかにフォーカスしていきます」
デニスHC「私の意欲は、初めてレイクスに来たときと変わりません。昨季までに良い方向性を持たせることはできましたが、完成には至っていなません。ですので、昨季が終わった段階で中途半端のまま投げ出すことはできなかった。西村大介GMとも共同作業で、より高いレベルでプレーしていけるようにチームが成長していけると確信しています」
《終》