2023.05.01
残り12ゲーム 絶対、B1残留
本誌4月号発行の時点(4月8日)で今シーズンの残り試合は12。滋賀レイクスのB1残留へ向けた正念場は続くが、チームには”追い風”が吹き始めている。3月を4勝3敗で勝ち越し、チームに勢いが出てきたからだ。
一つのターニングポイントになったのが3月15日のホーム大阪エヴェッサ戦だ。第1Qで10点ビハインドという悪い入り方をしたレイクスは、その後も大阪の勢いを止めることができず、71-101と大敗を喫した。普通ならメンタルダウンしそうな状況だが、ダビー・ゴメスHCは前向きに捉えた。
「僅差で敗れるよりも今日のような負け方の方が、いい意味でWake upコール(警鐘を鳴らすこと)になる。ポジティブに捉えたいと思います」
そして、その言葉は現実のものになる。中2日で迎えたアウェー富山グラウジーズ戦のGAMEでは、B1残留を争う難敵に96-87で快勝する。翌日のGAME2は富山に意地を見せられて敗れたものの、翌節にはファイティングイーグルス名古屋に勝利して連敗を回避。続くホームでのサンロッカーズ渋谷戦で2連勝を飾ることになる。
渋谷戦のGAME2の後、日本代表のテーブス海は「さーん、れーん、しょうー!(3連勝)」と威勢のいいマイクパフォーマンスを披露した。レイクスは強い。自信を取り戻した上で、今シーズンのクライマックスへと投入する。