～全国への想いを誌面にぶつけろ!～
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、インターハイや全国中学生大会（全中）が中止となった。
それに伴う県内予選なども無くなり、中・高生アスリートたちの夏が奪われた。
だが、今まで努力してきた日々が色あせることもない。
その想い、誌面にぶつけろ！

Case.03［柔道・女子78㎏級］杉村美寿希（比叡山高校）
来年は必ずインハイ制覇

奈良・広陵中学3年の時に全中3位に入った杉村美寿希（2年）は、比叡山高校柔道部の雰囲気が気に入って滋賀にやってきた。

「周りは強い選手ばかり。ここなら日本一をなれると思った」

高校1年で迎えた昨年のインターハイ女子78㎏級では3位。側からは順調なスタートに見えるが、杉村は「いや、日本一しか狙ってないので」と悔しさをにじませる。当然、今年も高校の頂点しかめざしていなかった。

「自主トレの量も増やして頑張っていたので、大会中止は本当に悔しかった。でも、まだ私は2年生なので次がある。来年のインターハイは必ず日本一になります」

すでに気持ちは切り替えている。