2019.03.12

【3/13 vs琉球展望】B1残留前進へ試金石

 3月13日(水)にウカルちゃんアリーナで開催される滋賀レイクスターズvs琉球ゴールデンキングスは、滋賀にとっては前節連勝の勢いが本物かが試される試金石となる一戦だ。琉球は西地区で2位に3ゲーム差をつけて首位を快走。滋賀は1月のアウェー戦で65-55のロースコアゲームで勝利を収めているが、当時の琉球は外国籍選手の入れ替わりなどでチームが噛み合っていなかった。琉球はその後、6連敗を喫するなど急降下したが、リーグ中断直前の千葉ジェッツ戦に勝利してから4連勝と持ち直している。中断明けの2試合を欠場した並里成も前節復帰し、油断が一切できない相手であることには変わりはない。


 
 琉球はディフェンスが手ごわいチームだ。対戦相手に許した得点が平均70点を下回っているのは琉球(69.1)のほかにアルバルク東京(68.5)のみ。オフェンスでは並里のほかにも橋本竜馬、岸本隆一、石崎巧とリーグトップレベルのPGを4人もそろえているため、ターンオーバー数は西地区で最も少なく安定している。岸本を筆頭に日本代表の古川孝敏、インサイドのジェフ・エアーズも3Pシュートを決め切る力を持っており、成功本数では滋賀は大きく水をあけられている。前回の滋賀戦で不在だった帰化選手のアイラ・ブラウンが復帰しているため、外国籍選手2人とのローテーションがより手ごわくなりそうだ。

 滋賀が上回っているのは、オフェンスリバウンドやスティール、ブロックといった積極性が現れる部分。特にリバウンドでは前回対戦時から外国籍選手のラインアップが大きく変わりそうだが、ガニ・ラワル、アレン・ダーラム、ヘンリー・ウォーカーの誰が出てもそん色ないリバウンド力は発揮できそうだ。ダーラム、ウォーカーのコンビで臨んだ秋田ノーザンハピネッツ戦GAME2は日本人選手の狩野祐介や高橋耕陽の得点も伸び、チーム全体で27アシストと攻撃が爆発。一方でGAME1に出場したラワルは19リバウンドと傑出したボール奪取力をみせており、中2日で迎える琉球戦でショーン・デニスHCがどんな選択をするかも注目される。

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