2019.02.15

レイクスウーマンDAY ピンクリボンゲーム

Bリーグ初のピンクリボンゲーム
 12月8日・9日、滋賀レイクスターズがBリーグ初となるピンクリボンゲームを開催した。 ピンクリボンとは、乳がんに対する正しい知識を広め、早期受診を推進する世界的な啓発キャンペーン。 普段はレイクスブルーに染まるホームアリーナだが、この2日間はまるで青空と桜の美しいコントラストのような独特の色彩となった。

 この歴史的な一歩を全面的にサポートしたのが 「加藤乳腺クリニック」。 傷跡が目立ちにくい〝内視鏡下乳房温存手術〞の考案で知られる加藤誠理事長が、2003年に草津市で開院した乳腺科、外科、麻酔科、形成外科を持つ総合クリニックである。

 ほかにも 「近畿健康管理センター」 「レイメイ クリニック」 「中山医科器械店」「エーザイ」 「ノバルティス ファーマ」 「マイナビ滋賀支社」 「第一三共」 「東和薬品」がスペシャルパートナーとしてピンクリボンゲームをバックアップした。

 試合当日は、女性にうれしいイベントも行われた。 「近畿健康管理センター」 ブースでは自宅でできる触診によるセルフチェックを紹介。 「POLA THE BEAUTY」 ブースでは女性限定の美肌年齢チェックやハンドマッサージ(ともに無料)、「美肌脱毛サロンDione草津店」ブースでは腕の無料脱毛体験、「LAVA HOT YOGA STUDIO」 ブースでは男性も参加できる簡単ヨガ体験など、特別イベントで賑わった。

 また12月9日には 「加藤乳腺クリニック」の加藤先生がウカルちゃんアリーナに来場。「乳がん検診で守れること」と題した特別講演を行い、のべ約80人が耳を傾けた。

乳がんは早期発見で助かる
 加藤先生は 「乳がんの腫瘍が1㎝以下でリンパ節転移が見られなかった場合、根治率はほぼ100%です」 と話す。 根治とは完全に病気が治ること。 つまり、早期発見さえできれば怖い病気ではないということである。

 そのためには定期検診を受けるのが大前提だと加藤先生は続ける。 「検診も目で見る視診や手で触る触診だけではなく、乳房をX線で撮影するマンモグラフィ検査を受けた方がいい」。

 理由はマンモグラフィ検査でないと小さな腫瘍を見つけられないから。 仮に1㎝以下でリンパ節転移なしの場合、内視鏡下乳房温存手術が受けられるため費用は約100万円で済む。 だが、それよりも進行している場合は内視鏡による手術が受けられないケースもあり、手術に600万円ほどが必要となる。 「費用面だけではなく、内視鏡による手術の場合はほとんど手術の傷がわからない。 マンモグラフィ検査のメリットは大きいのです」(加藤)。

 講演後、加藤先生は試合前のティップオフセレモニーでフリースローに挑戦した。講演参加者に配られた限定ピンクリボンTシャツを着用し気合い十分だったが…。 「いやぁ練習が足りなかった」と悔しさをにじませた。

 また、越直美大津市長からもピンクリボンゲーム開催の祝辞とともに、乳がん検診を促すメッセージが届いた。 大津市でも40歳以上の方を対象に、乳がん検診を行っています。 ぜひ、この機会に乳がんに対する関心を高めていただければと思います」

 ほかにも選手着用ピンクリボンユニフォームを販売し、売上金の一部を日本対がん協会に寄付するなど、会場全体がピンクに染まった2日間となった。

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