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2018.09.01

[水球]東京ガスクリエイティブ 吉田拓馬

長浜発、東京を目指す”ポセイドン” 「絶対に」に込めたオリンピックへの想い。

2020年の東京オリンピックに挑む水球男子日本代表。”ポセイドンジャパン”の愛称で知られるこのナショナルチームに、吉田拓馬(東京ガスクリエイティブ)は約2年前から名を連ねている。 滋賀における水球の聖地・長浜出身。 「東京五輪への想いは人一倍ある。 今度こそ”絶対に”最終メンバーに残りたい」 と言葉に力を込める。

 吉田が 「絶対に」 と言うのは、リオ五輪にまつわる複雑な経験があるから。 日本体育大学時代にポセイドンジャパンに選出されたものの、リオ五輪アジア予選を戦うメンバー13人に残れず。 補欠として日本での応援を余儀なくされた。 「試合に出られなかったのは悔しかったです。 でも、予選直前まで一緒に合宿していたメンバーが32年ぶりの五輪出場を決めた時は言葉にできないほどうれしかった」 と当時を振り返る。 「絶対に」 には、あのうれしさを今度はメンバーとして味わいたいからである。

 吉田が水球を始めたのは小学2年の頃。 通っていた地元スイミングスクールの先生に誘われたのがきっかけ。 長浜北星高校3年の頃には岐阜国体で8位入賞を果たし、大会得点王にも輝いている。

 数々の好成績を残してきた吉田だが、最も印象に残っているのは高校1年の千葉国体で初戦敗退した試合だと言う。
 「岡山県に延長戦で負けた。 その悔しさを忘れずに練習したおかげで(2年後の)岐阜国体の結果につながったと思います」

 このエピソードでもわかるように、吉田は悔しさをバネに飛躍するタイプの選手である。 リオ五輪の挫折は、いわば東京五輪で花を咲かせるための試練。 ただ、今度の試練は個人の努力だけではなく、多くのサポートがあるから乗り越えられるのだと吉田は考えている。
 「大学卒業後も水球を続けることは競技環境の関係で厳しい。 そんな中で、数年前から東京ガスが水球を応援してくださり、選手が仕事をしながら競技を続けていける環境を整えてくださっている。 僕もお世話になっている一人。 支えてくださっている方々のためにも、絶対に東京五輪のメンバーに入って恩返しがしたい」

 アスリートは自分のためではなく、誰かのために戦う時に今まで以上のパワーを発揮すると言われている。 吉田の”絶対に”には、悔しさ、喜びに加え、恩返しの想いが新たに加わったようだ。

吉田 拓馬

東京ガスクリエイティブ

Profile/よしだ・たくま。1994年10月11日生まれ、長浜市出身。長浜市立田根小学校、浅井中学校、長浜北星高校、日本体育大学を経て、2017年から東京ガスクリエイティブへ。高校時代は水泳部(水球)の主将を務め、インターハイや国体などで活躍。大学3年時の2016年には男子日本代表(ポセイドンジャパン)に選出された。同年11月にはアジア水泳選手権(水球)で金メダルを獲得し、滋賀県民スポーツ大賞を受賞。

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