2017.05.01

京都サンガF.C. U-18 津野絢世

U-17Jリーグ選抜として欧州へ

4月11日〜19日まで、U17 Jリーグ選抜がオランダの「FUTURE CUP」に参加した。主催クラブのアヤックスをはじめ、イタリアのユベントス、ドイツのバイエルンミュンヘン、フランスのパリサンジェルマン、ポルトガルのベンフィカ、ベルギーのアンデルレヒト、イングランドのアーセナルといった欧州の名門クラブが参加する大会で、U17 Jリーグ選抜は堂々の3位に。準決勝のバイエルンミュンヘン戦には0-1で敗れたものの、予選リーグでは優勝したアヤックスに0-0のドロー、3位決定戦ではアンデルレヒトに7-0で快勝するなど、強いインパクトを残して帰国した。そのU17 Jリーグ選抜に滋賀出身の津野絢世(京都サンガ U17 所属、京都翔英高校2年)の姿もあった。初戦のアヤックス戦と3位決定戦のアンデルレヒト戦にフル出場した津野。3位決定戦では1ゴール1アシストと活躍し、10月6日開幕の「FIFA U17 ワールドカップインド2017」の代表入りへ猛アピール。

「U17 日本代表のコーチもいたので、やってやろうと思って頑張った」と津野は振り返る。だが、出場したのは京都でやっている右サイド ハーフではなく、一つ後ろの右サイドバック。「守備の時にどこにいたらいいか、初戦の前半は全くわからなかった」と話す。それでも持ち前のポジティブシンキングで「いつものハーフよりバックの方が視界は広い。京都に 戻ってからも活かせるんじゃないか」と前向きにプレーを続けた。帰国後、津野はプレーに余裕ができていることに驚いたと言う。欧州の強豪と渡り合った直後というのも 理由の一つだが、右サイドバックの 経験も大きいと話す。「京都に帰ってきて、紅白戦でいつもの右サイドハーフに入った。で、周りを見たら、うわっ視野が広なってるって(笑)。 サイドバックやったからかなと自分では思っています」不慣れなポジションを苦にせず、自慢のハードワークと相手DFの裏への抜け出しをオランダのピッチで披露した。次はU17 ワールドカップの舞台、インドで自分を表現したい。古都のサイドアタッカーは虎視眈々と代表入りを狙っている。

 

 

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