2016.10.29
軟式野球クラブチーム 竜王ジャガース
悔し涙に終わった全国大会
今夏、「全日本少年軟式野球大会」に近畿代表として出場した竜王ジャガース。「中学生の甲子園」とも呼ばれるこの大会に県内のチームが出場したのは実に5年ぶり。県大会、近畿大会の決勝はいずれもサヨナラ勝ちするなどいくつもの接戦を制してきたジャガースだったが、全国大会では初戦敗退。「序盤は競っていたのですが1つのミスでガタガタに...。相手は春の大会で負けを経験した学校だったので勝利に対する気持ちの強さが違った。悔し涙を流す子もいましたが、長い野球人生では負けた経験も力になる、胸を張って帰ろうと選手には伝えました」と小松﨑雄志監督は振り返る。この大会を最後に引退した3年生の思いを受け、新チームの挑戦は始まったばかりだ。
野球を通して男前になる!
竜王ジャガースは創部14年目を迎えた中学生の軟式野球チーム。現在は竜王町近郊の中学生32人(2年生14人、1 年生18人)が在籍している。チームを率いるのは自身も高校球児として夏の甲子園ベスト4に進んだ経験を持つ小松 﨑監督。「合言葉は『男前になろう!』。野球を通じて、人間としての土台を育てたいと思っています。」思春期で多感な中学生という時期は技術面だけでなく心の成長にとっても大切な時期。勝敗がついて回る勝負の世界でも優れた選手だけではなく、全員にチャンスを与えて練習や試合に取り組んでいる。「新チームに飛び抜けた選手はいませんが、その分みんなにチャンスがある。手堅い守りの野球で勝利を切り開いていきたい」と小松﨑監督。新キャプテンの更田龍騎(船岡中2年)は「みんな仲が良く、お互いが良きライバル。全員でレベルアップしていきたいです」と意気込む。まずは、10月22・23日に行われる春季大会の県大会予選突破を目指す。