2022.06.17

レイクスU15 学びとこれから

 

22回目の今日は宇都宮ブレックスの優勝で幕を閉じたBリーグファイナルがレイクスU15に与えた影響について書いていきます。

プロ選手を夢見る育成年代の選手にとって中学年代では何を身に付けていく必要があるか?ドリブルやパスと言ったファンダメンタルからスペーシングや状況判断能力、身体強化やメンタル強化、必要なものを上げればキリがないですが、選手らの時間は有限、その中でも局面を打開するクリエイト力、リバウンド力やディフェンス力、そしてシュートを決め切る力のフィニッシュ力(特にペイント)と状況判断能力はこの時期に身に付けたいポイントとしてだけではなくレイクスユースの課題としても時間をかけて取り組みを行なっている事です。

今季のBリーグファイナルはバスケットボールのゲームにおいていかにこの5つが大切なのかを感じさせてくれた、レイクスユースにとって教科書となるような試合の連続でした。

宇都宮比江島選手の琉球クーリー選手に対して見せたペイントのフィニッシュ力やクリエイト力、琉球ガード陣のディフェンスの強度や宇都宮のリバウンドへの意識はどんな参考動画よりも素晴らしい
ものでした。

特に比江島選手はヒエジマステップとも言われる独特なステップの持ち主で、彼のペイントエリア内でのステップからくり出されるシュートは「見て学ぶ」事でもたくさん吸収する事が出来る年代でもある彼らにとって素晴らしいお手本となり、今ではペイントエリアでのシュート練習で考えながら練習に取り組むシーンをたくさん見る事が出来ます。

そして、リバウンドとディフェンスに対しての影響は何よりも大きな物となりました。

この2つは簡単に言えば「疲れ」が伴います。労せずして答えが手に入りやすい情報化社会の現代や様々な要因から今の育成年代は競争に対してや我慢や不快、と言った事へ向き合う機会が少なくなって来ています。このディフェンスとリバウンドは疲れやコンタクトによる痛み、我慢と言ったいわゆる不快な事がつきまといますが、この2つを高い意識の中で何度も見せてくれた両チームの選手達の頑張りは彼らのマインドにどれだけの影響を与えたかは言うまでもありません。

経験を経験のままで終わらせるのか、自身のプレイとして身につけていけるのか、レイクスU15選手のこれからのチャレンジに注目下さい。

 

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