2023.01.05

飛躍の予感。大谷高校 女子バレーボール部

5年ぶりに京都府大会へ

 大谷高校女子バレーボール部は、強化部の男子とは違ってアットホームな雰囲気だ。

八幡西中学出身の田畑美優(2年)に部の魅力を聞くと「顧問の先生が優しいところ(笑)」という答えが返ってきた。選手の主体性を重んじ、先生はあまり口を出さないという。目標も選手間で話し合って決めるそうだ。

 和気あいあいとした女子バレーボール部だが、今年は新チームへの代替えを機にスイッチが入った。
守山南中学出身の則枝佳奈(2年)は「自分たちの代になって、府大会(京都府南部予選)進出という明確な目標を立てたことで、自分たちに何が足りないかを考えるようになった」と話す。クラブノートに練習メニューや想いなどをつづり、日に日に自覚が芽生えてきたという。

 志賀中学出身のキャプテン上安里奈(2年)は「3年生がいた時はどこかに甘えがあった。引退されてからはみんなの声が大きくなったし、それぞれが自分の課題と向き合っている」と話す。

結果、春高バレー予選では自分たちで立てた目標を達成し、5年ぶりに府大会へ進出した。
まだまだのびしろはたっぷり。これからの飛躍を予感させる〝収穫の秋〞になったようだ。

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