ライフル射撃競技ってなに？

滋賀ダイハツ所属、ライフル射撃の綾戸です！
皆さま、ライフル射撃競技とはどんなものか、ご存知ですか？

よく言われる質問はこちら↓

「鳥撃ってるの？」
いいえ、有害鳥獣駆除ではありません。

「ヒロミさんとか加藤さんがTVでやってるやつ？」
それはクレー射撃です。

「射的？」
いいえ射撃です。射的はお祭りでよくあるやつです。

というように、ライフル射撃は一般的にまだあまり知られていません。
そこで、今回は私がしているライフル射撃のご紹介をしたいと思います！

まず、ライフル射撃競技は固定された標的を狙います。飛んでいるお皿を撃つクレー射撃とは別物なんです。
そしてライフル射撃競技には、大きく分けてライフル種目とピストル種目があります。
ピストルはなんとなくイメージがつきやすいかもしれませんね。

私はこのライフル射撃種目の中でも以下の競技を行っています。

①50mスモールボアライフル3姿勢40発競技
②10mエアライフル立射60発競技

①50mスモールボアライフル3姿勢40発競技

50m先の標的を膝射→伏射→立射の順で40発ずつ合計120発撃ち、合計点数を競います。
簡単に言えば、座って寝て立って撃つ３姿勢です。火薬の力で弾を飛ばします。
競技時間はなんと2時間45分！
50m先にある10点圏10.4mmを狙い続ける競技です。

 

②10mエアライフル立射60発競技

10m先の標的を立射で60発撃ち、合計点数を競います。
これは、圧縮させた空気の力で鉛の弾を飛ばします。競技時間は1時間15分。
10m先にある10点圏は、わずか0.5mmなんです。
シャーペンの芯くらいですね。
ただ、10点の中でも小数点10.0〜10.9点まであり、コンスタントに10.5点を撃ち続けないと世界では戦えません。

 

 

いかがでしょうか。
私たちは常にミリ単位の揺れの中で戦っています。
試合中に緊張した時は、心臓の音さえも揺れに繋がるため、それも上手く利用しなければなりません。
射撃競技は対人ではないので、完全に自分と戦うスポーツです。
やってみて初めてわかる魅力が本当にたくさんありますよ。

もし興味を持たれたら、「日本ライフル射撃協会」でさらに詳しいことを調べてみてください。
ライフル射撃競技の人気がもっと広まれば嬉しいです！

長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました！！