2026.10.28
22年ぶりインターハイ団体3位。 「うれしい」8割、「悔しい」2割。

ちょっと悔しい理由
26年8月のインターハイ・アーチェリー男子団体で、草津東高校が3位入賞を果たした。部としては22年ぶりとなる男子団体でのメダル。仲田善裕監督は「選手たちはよく頑張ったと思いますし、3位決定戦に勝って得た銅メダルは誇らしいです。でも、本音はちょっと悔しい、ですね」と振り返る。
というのも、トーナメントの〝山〞が違えば、決勝戦に残れていた可能性があったからだ。
草津東は2回戦で岸和田産業(大阪)に5-1で勝利し、続く準々決勝では東海(愛知)に6-0で勝つなど強さを見せつけた。そして準決勝では優勝候補筆頭の鯖江(福井)と対戦し、4-5で惜敗。3位決定戦へと回ることになった。後に頂点に立つ鯖江と接戦を演じたのは大会を通して草津東だけ。
「本当は決勝で鯖江とやりたかった」(仲田監督)ようだ。
先制点が、逆に仇となった
準決勝の鯖江戦は草津東が1セットを先取した。今春の全国選抜・男子個人で優勝したエースの大橋陸冬(2年)は「先にポイントが取れたのは良かった。けれど、そのせいで少し守りに入ってしまった」と話す。本命・鯖江に勝てるかもしれない、頭に浮かんだその思いが彼らの足枷になってしまった。
それでも粘り強く戦い、各選手が1射ずつ打って勝敗を決めるシュートオフまで持ち込んだ。結果的に敗れたが、王者・鯖江を最後まで苦しめた。
その激闘から約1時間後、草津東は3位決定戦の舞台に立っていた。うまく気持ちを切り替え、柏陵(福岡)に5-3で勝利した。 〝センスの塊〞である谷 駿太(2年)は「僕は高校からアーチェリーをはじめ、インターハイも今回が初出場。それで3位。めちゃうれしいです」と笑顔を見せた。
冬の〝4分練〞が効いた
今回の躍進について、キャプテンの頼本 航(3年)は冬の「4分練(習)」が活きたと考えている。試合では3分で6本の矢を射るのだが、この練習では4分で10本、しかも的に当たった矢の回収までを4分で完結させなくてはいけない。
「冬場は4分練を毎日10セットやってきた。テンポよく打つ習慣と量をこなすことでフォームが安定したと思います。あとは、70m先の的まで矢を回収しに走るので体力もついたと思います(笑)」
高校から競技を始めた頼本は、同学年部員2名(男子1、女子1)の孤独と向き合いながらアーチェリーの腕を磨いてきた。そして高校最後の夏、エース大橋と谷とともに全国3位まで駆け上がった。「これからもアーチェリーを続けたいです」。頼本は今、アーチェリーが大好きになっている。








