2024.07.01

パンサーズは貫禄の31連覇を達成。

[アメリカンフットボール]
第74回 長浜ひょうたんボウル

聖地・長浜で中学生が激闘

 1951年に第一回大会が開かれた「長浜ひょうたんボウル」は、国内3番目の歴史を誇るボウルゲームとして知られる。74回目の今年は4月29日(滋賀県立長浜バイオ大学ドーム)と5月12日(平和堂HATOスタジアム)の二部開催。先陣を切った長浜では「第22回 関西中学アメリカンフットボール選手権(1回戦)」が行われ、地元の長浜南中学と長浜西中学が登場した。長浜西中学は六甲学院中学(兵庫)に敗れたものの、長浜南中学は28-6で京都ベアーズに勝利。伝統校の意地を見せつけた。

彦根では立命館大学が貫禄

 彦根では立命館大学と法政大学が激突した。昨年、創部30周年のメモリアルイヤーだった立命館大学は秋の「2023関西学生アメリカンフットボールリーグ」で4年ぶりにリーグ優勝を果たした。だが、関西学院大学、関西大学と6勝1敗で並ぶ3校同時優勝だったため、全日本大学選手権・準決勝への出場権は抽選会に委ねられた。結果、残念ながら立命館大学は出場権を得ることはできず。甲子園ボウル出場、そして全日本学生チャンピオンの目標はアンラッキーな形で幕を閉じることになった。

 甲子園ボウル優勝8回の立命館大学は、選手時代に黄金期を支えた高橋健太郎氏を新監督に迎えて再スタート。そして「長浜ひょうたんボウル」で法政大学を34-19で下して初タイトルを奪取。同大会31連覇という偉業を果たし、強豪復権への狼煙を上げ、会場を沸かせた。

 また、当日は長浜武将隊や立命館守山中学・高校バトントワリング部が大会に花を添え、平和堂げんきっこフィールドでは「第22回 滋賀県フラッグフットボール選手権」も併催。フットボール文化を満喫できる1日となった。

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