2026.06.19

HOCKEY

 米原市と長浜市で開催されるホッケー競技には、男女とも伊吹高校が出場する。過去に多くのオリンピック選手を輩出している名門だが、男子は2015年を最後にインターハイ優勝から遠ざかっている。女子は2022年に準優勝に輝いているが、優勝は2009年にまで遡る。初の滋賀県開催となるインターハイで、名門復活の狼煙を上げる。

[男子ホッケー]伊吹高校 男子ホッケー部
インターハイ優勝3回・国民体育大会優勝6回・全国高等学校選抜大会優勝4回

2人の代表を軸に夏の頂をめざす

 5月末から6月上旬にかけて岐阜県で開催された「AHF ホッケー男女 U18アジアカップ」。その日本代表に名を連ねたMF髙橋青音(3年)は自身の持ち味を「ドリブル」と即答する。

「相手と駆け引きしながら抜いていくのが得意です」。

 伊吹高校の〝心臓〟はチームの浮沈のカギを握る1人だ。だが、優勝のキーマンは昨年にU18日本代表入りを果たしたキャプテン常喜琥太郎だろう。「昨年にU18代表に選ばれた時は跳び上がるくらいうれしかった。今年のアジアカップ代表は選ばれないといけない重圧があったので、うれしさよりもほっとした気持ちが強かった」。

 ステージが上がればプレッシャーも増し、求められることが増えるのは世の常。地元インターハイでも彼の肩にのしかかる期待は大きい。

「もちろん、プレッシャーはあります。でも、最も結果を出したいのは自分だと思っています。強みであるスピードを生かして、ゴールで伊吹を優勝に導きたい」。2015年以来となる夏の王者へ、いざ突き進む。

[女子ホッケー]伊吹高校 女子ホッケー部
インターハイ優勝6回・国民体育大会優勝1回・全国高等学校選抜大会優勝6回

長・短。自在のパスワークで女王を狙う。

 伊吹高校の女子を率いるキャプテン文室志織(3年)は昨年12月の全国選抜大会2回戦で敗れた悔しさが忘れられない。

「試合前日の夜は士気が高まるムービーを見せてもらって、みんなで頑張ろうって盛り上がった。でも今市(栃木)に1─3で負けて…。ここで負けるとは思っていなかったので今も悔しい」と話す。伊吹にとって地元インターハイは選抜の雪辱を果たす舞台だが、飛び級でU21日本代表に選ばれているDF山本鈴菜(3年)は別の理由でインターハイは負けられないと話す。

「私たちの目標はあくまで高校三冠(インターハイ・国スポ・選抜)。もちろん、今まで支えてくださってきた皆さんへの恩返しもありますが、高校三冠の挑戦はインターハイから始まる。だから、負けられない」と語気を強めた。チームの強みはショートパスで崩すこともできれば、山本のロングパスで一気にひっくり返すことができるバリエーションの豊富さ。

 伊吹らしく、全員で夏を取りに行く。

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