2025.05.01

U15女子アジアカップ制覇! 6月開幕の〝ワールドカップ〞へ

代表ユニをすぐに試着

 3月26日〜30日に台湾で開催されたソフトボールの「第2回女子U15アジアカップ(アジアカップ)」。日本代表は地元チャイニーズ・タイペイとのゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)に勝利し、アジアチャンピオンに輝いた。

 その日本代表で1番バッターを務めたのが港 良来。昨年12月の代表選考会をくぐり抜け、滋賀県勢で唯一のメンバー入りを果たした逸材だ。

「東京オリンピックで日本が金メダルを獲得した姿を見て、ジャパンのユニホームに憧れるようになりました。特にエースの上野由岐子選手がかっこよくて…。だから、代表に選ばれた時はうれしかったですし、ユニホームが家に届いた時はすぐに試着しました(笑)」

次は世界を驚かせる

 港は父・弘好さんがコーチを務める滋賀県の強豪クラブ「草津Smiley」に所属し、強みは「ミート力と安定したグローブさばき」。代表選考会でも4打席3安打で猛アピールし、紅白戦では守備でフットワークの軽さも披露した。

 アジアカップではチームに勢いを与える1番打者を任された。監督の期待に応え、個人として首位打者賞を獲得するなど優勝に大きく貢献した。

「宇津木妙子チームリーダーも憧れの1人。宇津木さんと一緒に戦えるのが楽しみですし、少しでも貢献したいと思っていました」

 まさに有言実行だった。

 チャイニーズ・タイペイとの優勝決定戦を7-0で圧勝した日本は、6月27日に開幕する「第2回女子U15ワールドカップ」(イタリア)に出場する。港は「世界を驚かせたい」と話す。次はどんな活躍で有言実行を果たすか楽しみである。

港 良来

池田高等学校辻校

みなと・らら。草津市出身、15歳。ソフトボールの強豪クラブ「草津Smiley」に所属し、昨年12月の代表選考会を経てU15日本代表に。25年3月に中学を卒業し、4月から徳島県の池田高等学校辻校へ進学。第2回女子U15アジアカップ優勝。個人としては首位打者賞も受賞した。

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