2023.01.05
躍進の夏。比叡山高校 柔道部
福田家の悲願を果たす
比叡山高校2年の福田大和が10月の講道館杯全日本柔道体重別選手権大会男子60㎏級で3位入賞を果たした。
社会人や大学生も参加する大会での3位は快挙だが、本人は「夏のインターハイ制覇の方がうれしかった」と話す。
「兄2人が逃したタイトル。家族一丸でようやく手にすることができ、
優勝した瞬間はこみ上げるものがあった」
福田はインターハイに続いて全日本ジュニアも制し、二冠を達成している。
「目標はオリンピック選手。来年はインターハイと全日本ジュニアを連覇し、講道館杯でさらに上へ行きたい」
福田家のドリームプランには、まだまだ先があるようだ。
〝二冠〞本田の悔し涙
春の選抜大会に続き、夏のインターハイも制した女子70㎏級の本田万結(3年)だが、高校3年間を
「どちらかと言えば悔しい」と振り返る。
「高1はコロナ禍で大会がなく、高2はインターハイでベスト8。高3は個人戦で優勝できたけれど、前日に行われた団体戦で優勝を逃した。代表戦にもつれ込んだ決勝戦は、私が負けて敗れた。団体メンバー(篠原三奈・前田凛・木村穂花)に申し訳なくて、悔し涙が止まりませんでした」
本田は大学に進学した後も、柔道を続けていくという。
「大学でも日本一になって、高校での悔しさを晴らしたいです」
今度は悔いの残らない大学4年間にすると誓った。