2021.10.27
ルーキーイヤーに大抜擢!副キャプテンはボクノモト #16野本大智
人気はすでにレイクス随一
特別指定選手として昨シーズン途中から滋賀レイクスターズに加入したPG野本大智・29試合中11試合でスタートを張り、161得点26アシスト38リバンドという好スタッツをマークするなど大きなインパクトを残した。Twitterのhashtag「#ボクノモト」でも話題を集め、甘いマスクも手伝って人気はすでにチームナンバー1。自らのストリングポイントを「一生懸命できるところ(笑)」と話す23歳は、今シーズンもコート内外で活躍が期待されている。ルーキーで副キャプテンに抜擢されたのも、チームからの期待の現れだ。
「指名していただいた時はびっくりしました。ルーキーイヤーですし、何の前触れもなかったです。すごく光栄でしたし、チームから期待されているとも感じました。それに応えたい気持ちもあったので、二つ返事で引き受けました。」
活気あふれる新生レイクス
今シーズンのレイクスは若い選手が多い。チーム最年長のSG小澤智将が27歳、最年少は特別指定選手トビンマーカス海舟の20歳。その一つ上がルーキーイヤーの野本とU22代表候補のC川真田紘也、ルイス・ギルHCの“申し子”PG澁田怜音となる。それもあって、昨シーズンとはかなり雰囲気が違うと野本は話す。
「昨シーズンはベテラン選手がチームをまとめて、やるべきことを淡々とやっていた気がします。もちろん、激しさが求められる部分は激しくやっていましたけれど。今シーズンは日本人選手の最年長が27歳と若いチームなので、とにかく活気があります。激しいディフェンスからオフェンスにつなげるバスケットを遂行する上で、その活気はプラスに働くかなと感じています。個人的には同期が3人いるので心強いですし、居心地もいい。特にポジションが同じレオン(澁田)とは、いいライバル関係を築けているかなと思います。」
野本が掲げる今シーズンの目標は「1試合平均2桁得点」。そこには昨シーズンのある悔しさも関係しているようだ。
「昨シーズンは数字的に悪くなかったと思います。でも、だんだん尻すぼみになった感じでした。気持ちの波が激しくて、ショーンさん(ショーン・デニス前HC)には使いにくい選手たと思われたのかもしれません。今シーズンはそういう気持ちの波を無くしつつ、ルーキーらしくエネルギッシュにプレーしていきたい。そういう意味も含めて、1試合平均2桁得点取りたいと思っています」
新生レイクスの副キャプテンが、昨シーズン以上のインパクトを残す日はそう遠くなさそうだ。
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野本大智
滋賀レイクスターズ
のもと・だいち。1998年6月25日生まれ、群馬県出身。群馬県高崎市立群馬南中学校、群馬県立高崎高校、筑波大学卒。2021年に特別指定選手として滋賀レイクスターズへ。183㎝、80㎏。