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2021.07.20

春の全国Vに続いて目指すもの。 それはインターハイ“初代女王”。[ウエイトリフティング] 飛田沙織

3月の選抜で全国制覇

今年3月下旬に石川県で開催された「全国高等学校ウエイトリフティング競技選抜大会」で、堅田高校2年の飛田沙織(当時1年)が初優勝した。59㎏級には堅田ジュニアウイトリフティングクラブで切磋琢磨した1学年上の徳田七海(埼玉栄3年)をはじめ、ライバルが多い階級。選抜大会では最後まで徳田と優勝を争った。

「コロナ対策で試技ルームが隔離されていたのもありますが、特に相手を気にせずに集中できました。高校生として初めて挑んだ12月の近畿選抜は緊張しすぎて2位に終わりましたけど、全国選抜は楽しんでやれた。それがよかったのかもしれません」

結果として、飛田はスナッチおよびクリーン&ジャークを合わせて全6回の試技を全て成功させている。2位の徳田との差はわずか約3㎏。試技を終えた時点では優勝したかどうか分からず、ウォーミングアップルームに戻った時のある光景で優勝を悟ったという。

「戻ったら、高橋(一平)先生が飛び跳ねていました(笑)。それを見て勝ったんだなぁと思った」

全階級で1年生の優勝は飛田だけ。その快挙はコロナ禍による意外な形で知らされたのだった。

インハイ初代女王に向けて

父の影響で小学6年から本格的にウエイトリフティングをはじめた飛田は、堅田中学3年時に全国中学生大会59㎏級で優勝するなど早くから頭角を現している。コロナ禍で大会が軒並み中止となった昨年度は、モチベーション維持に苦労したものの、全国選抜優勝だけではなく、大学生らも参加する全日本ジュニアで4位という好成績も残している。努力は裏切らないとよく言うが、コロナ禍でも自分を見失わずにコツコツと練習を重ねてきた一つの成果だった。

だが、飛田はさらなる進化を目指している。全国選抜の後、フォーム改良に着手。理由は「今のままではインターハイには勝てない」からだと言う。シャフトを握る手の間隔を広げて「スナッチ80㎏、ジャーク100㎏が挙げられるように」取り組んでいるそうだ。

安曇川高校時代に全国制覇を経験する高橋一平顧問は「ほんの少しグリップ位置を広げるだけで肩が入る。スナッチでより重いウエイトを挙げられるようになるんですが、(飛田は)今までバーベルが後ろに行くのを怖がってグリップ幅を広げていませんでした」と説明する。高橋顧問の見解では「おそらくインターハイで優勝するには、スナッチとクリーン&ジャークを合わせたトータルで180㎏くらいが必要」だという。

ちなみに飛田の選抜優勝記録はトータル162㎏。目標の180㎏までは18㎏差。夏までにこの差を埋めたいと飛田は語気を強める。

「(5月上旬の時点で)得意なスナッチは自己記録を75㎏に更新し、夏までに間に合うと思います。問題は苦手なジャーク。フォームを改良したことで今までよりも2㎏重い92㎏を挙げられるようになりましたが、ここからは時間との戦いになると思います」

予定通り開催されれば、8月のインターハイまで残り2ヶ月。初実施となる女子ウエイトリフティングの初代女王をかけた飛田の挑戦は、いよいよ佳境を迎える。

 

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