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2021.05.18

創部5年目で全日本大学駅伝へ。急成長の裏に独自のアプローチあり。 びわこ学院大学 駅伝部

「速く走る」を「長くする」

創部5年目のびわこ学院大学駅伝部が、昨年11月の全日本大学駅伝対校選手権大会(全日本大学駅伝)に初出場した。立命館、関西学院、京都産業、大阪経済など強豪ひしめく中で、出場するだけでも快挙だが、本番も19位と健闘。キャプテンの杉岡洸樹(4年)は「コロナ禍で個々が自分のやるべきことをやった結果が初出場につながった。でも、19位は…。今年はもっと上を狙いたい」と話す。

エース井上亮真(4年)も19位には納得していない様子だ。「全日本に初出場という歴史を作れることに魅力を感じて入学したので、それを果たせたのはうれしい。でも、19位には満足はしていませんし、今年はもっと上を狙いたい。また、出雲駅伝の初出場という新たな歴史を作るチャンスもある。今年は両大会でいい成績が残せるように頑張っていきたい」

そのために必要なことは個々のスピードアップ。200mや400mなどのトラック練習でスピード強化を図っていく。関東の大学などではとにかく距離を踏むのが主流だが、吉岡幹裕監督はその真逆のような独自のアプローチを行うという。

「箱根駅伝のシードを狙うような関東の大学は、1日20㎞を走るなんて当たり前。でも、うちはそんな距離は走らず、ほぼトラック練習です。いくら距離を走れても速くなかったら意味がない。〝速く走る〞をなるべく〝長く持続する〞方が、結果的に速く走れるというのが私の考えです」

その方針に魅力を感じ、近年は高校時代から全国区の選手も集まり出している。和歌山北高校時代に全国高校駅伝3000m障害でインターハイを経験した小久保星音(2年)が、そのいい例だ。

「関東の大学に練習参加したら、とにかく長い距離を走らされた。でも、僕は5000mなどのトラック種目にも力を入れたかったのでその大学からの誘いを断りました。そんな時に吉岡監督に声をかけてもらった。距離ではなく、速さを探求する方針に魅力を感じ、ここなら成長できると思った」

実際、小久保はびわこ学院に入ってから5000mが10秒ほど速くなったという。自己ベストは14分11秒。吉岡監督は「高校時代15分台だったエースの井上も、今は14分16秒という記録を持っています。故障がなければもっと好タイムを出す機会も
あった。井上と小久保の2人は今年、13分台を狙えると思います」と話す。

関東の大学とは一線を画すユニークなアプローチ。びわこ学院が急成長した背景には、吉岡監督の独自の理論が存在した。

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