2021.04.01

強豪相手に課題、若手の成長に手応え

2月の滋賀レイクスターズは、リーグ勝率トップ争いを繰り広げる千葉ジェッツや、西地区首位の琉球ゴールデンキングスといった上位勢に対して4戦4敗と、現時点での個々の能力差やチームとしての完成度に大きく差があることを痛感する結果となった。

一方、順位が近い島根スサノオマジック、三遠ネオフェニックスとの対戦は3戦3勝。ルーキーの前田怜緒、特別指定選手の野本大智が日に日に自信を深めるプレーを見せ、勝利に貢献している。また、ベテランの狩俣昌也も若手に負けャリアハイを塗り替える活躍を見せており、若手起がチーム全体に活力を生み出している。

3月を迎え、残りは20試合。例年終盤に調子を上げてくるレイクスにとって、躍進の準備は整いつつある。

HOME/YMITアリーナ VS千葉ジェッツ
GAME 1 LOSE 75-90
GAME 2 LOSE 71-97

晴山ケビンの古巣対決、昨季まで所属した佐藤卓磨の凱旋も注目されたが、2試合とも大差がついた。スターター起用の野本大智はGAME1で前節続く3試合連続二桁得点を挙げ、強豪相手でも思い切ったプレーを見せた。

HOME/YMITアリーナ 琉球ゴールデンキングス
GAME 1 LOSE 67-86
GAME 2 LOSE 68-83

2試合ともジョナサン・オクテウスのハッスルプレーがチームを鼓舞した。GAME2はジョーダン・ハミルトンが怪我で欠場したが、代わりに初スターターとなったオクテウスが今季最多の27得点と気を吐いた。

AWAY/松江市総合体育館 VS島根スサノオマジック
WIN 78-77

今季3敗の島根に対し、最後に1点差勝利で意地を見せた。狩俣昌也が3Qに8得点で勢いづけると、終盤はジョーダン・ハミルトンが勝負所でバスケットカウントを奪う。最後はリードを全員守備で守り抜いた。

AWAY/豊橋市総合体育館 VS三遠ネオフェニックス
GAME 1 WIN 100-73
GAME 2 WIN 81-77

晴山ケビンが欠場という苦境に前田怜緒が燃えた。GAME1では18得点10リバウンドと自身初のダブルダブルを達成。GAME2も14得点と、2試合通じて今季最高のパフォーマンスを発揮し、アウェー2連勝の原動力となった。

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