2021.02.10

陸上競技に出会い、棒高跳びを始めるまで Part.1

ロンドンオリンピック日本代表
女子棒高跳び日本記録保持者
我孫子智美が陸上競技に出会い、棒高跳びを始めるまで

Part.1 陸上競技に出会う

子どもの頃、いろんな習い事をさせてもらいました。
ピアノ・公文式・体操・ガールスカウトなど、小学校を卒業するまで続けました。

陸上競技には、小学4年生の時に出会っています。草津市の小学4~6年生を対象とした月2回の陸上教室に友達が誘ってくれたことがきっかけです。とりあえず『友達と一緒に行くのが楽しかった』というのが小6までの3年間続けられた一番の理由でした。走るための基本ドリル以外、専門的なことを教えてもらった記憶はあまりなく、色んな鬼ごっことかリレーなんかをして、とにかく楽しさを植え付けてもらいました。

ただ陸上が自分に向いているのかな、と感じたのも小学生の時です。

現在、草津市では小学6年生全員参加の『スポーツフェスティバル』というものがあります。長縄やリレーを学校・クラス対抗で行っているそうです。
この大会、私が小学生の頃は『さわやか体育大会』という名前で、小学5・6年生全員参加の陸上競技の学校対抗戦でした。

5年生の時、学年で走り高跳びが一番で学校代表選手になり、大会でも1番に。
ただ、走り高跳びはグラウンドの一番隅っこでやっていたもので、競技を終えた後にみんなの待つテントに帰った時、『どこに行っていたの?』と普通に先生に聞かれて若干の切なさを感じました(陸上はあちこちで色んな種目をしているので分かりにくいのが難点ですね)。

でも、報告した時にはみんなが喜んでくれてテントが大盛り上がりになったあの瞬間、スポーツの醍醐味の1つを知りました。

関連記事