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2018.06.02

[円盤投げ]トヨタ自動車 湯上剛輝

ストイックな社員に刺激を受けて成長。日本選手権で“6度目の正直”を狙う。

円盤投げ・湯上剛輝(トヨタ自動車)には2つ顔がある。一つは日本トップアスリート、もう一つは聴覚障がい者の世界トップ選手の顔だ。 昨年7月には聴覚障がい者の世界大会 「デフリンピック」で2位に入っている。 だが、湯上の目指す舞台は、ここではない。
「オリンピックや世界陸上です」

 湯上が円盤投げを始めたのは守山高校1年から。 3年時にはインターハイ6位に入っている。
「これが悔しくて、悔しくて…大学でも円盤投げを続けようと思いました」。 その後、国体3位と奮起し、名門・中京大学への道が開けた。

 大学では、元オリンピック選手の室伏重信氏の手ほどきを受けた。
「”でんでん太鼓”のように、体の軸をしっかり、手は力を入れないで円盤を投げるとか、とにかく室伏さんの指導は面白かった。 今でも意識して練習しています」

 卒業後はトヨタ自動車と契約を結んだ。 中京大学時代の練習環境のまま競技に専念できるという恵まれたサポートを受けている。
 「ほんと感謝しかないです。でも、もっと恵まれているなと感じたのは、トヨタの社員に出会えたこと。夢を夢で終わらせるなという意気込みで、みんなストイックに仕事している。 その姿を見ると、自分はまだまだ未熟やなと思わされるし、自分も夢で終わらせたらあかんという気持ちにさせられます」

 学生時代の湯上の夢は、オリンピックと世界陸上に出ること。 だが、今はその夢は目標という確かなものに変わっている。 夢から目標に変わったきっかけの一つに、昨年の国体優勝がある。
 「日本記録保持者の堤雄司さん(群馬綜合ガードシステム)を抑えて優勝できた。59m 24を投げ、大会新と自己ベストも更新できた。 取り組んできた背中とお尻の強化が成果として表れたと思います。でも、日本記録を更新したわけでもないですし、やっぱり日本選手権で勝つまでは勝ったことにはならない。次の日本選手権で、絶対に勝ちたいと思います」

 8月のアジア大会の選考を兼ね今年の日本選手権(円盤投げ)は6月24日に行われる。 アジア大会への派遣は、61m 13以上を投げて優勝が一つの目安。 湯上にとってはどちらも未知の領域だが、彼ははっきりとした口調でこう話す。
 「今は自信しかないですね」。

湯上 剛輝

トヨタ自動車

Profile/ゆがみ・まさてる。1993年4月14日生まれ、甲賀市出身。甲賀市立貴生川小学校、水口中学校、守山高校、中京大学を経て、トヨタ自動車へ。足が速くなりたいという理由で中学から陸上競技をはじめ、中学3年時は全国大会に出場したリレーメンバーの一員に。高校から円盤投げをはじめ、3年時にはインターハイ6位、国体3位に。中京大学で元オリンピック選手の室伏重信コーチの指導を受けて成長。トヨタ自動車の所属選手になった今も成長を続けている。自己ベストは59m24。183㎝、106㎏。

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