2020.08.06

春・夏の悔しさを晴らす 滋賀短期大学附属高校バドミントン部

~全国への想いを誌面にぶつけろ!~
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、インターハイや全国中学生大会(全中)が中止となった。
それに伴う県内予選なども無くなり、中・高生アスリートたちの夏が奪われた。
だが、今まで努力してきた日々が色あせることもない。
その想い、誌面にぶつけろ!

Case.04 滋賀短期大学附属高校バドミントン部
絶対に優勝したい

女子バドミントン団体において、滋賀短期大学附属高校は湖国の絶対女王と言っていい。県春季総体を8年連続32回も制し、今年も優勝候補の筆頭だった。
外部コーチを務める滋賀県バドミントン協会選手強化部長の鈴木草麻生氏は「少数精鋭で今年も県内ではダントツに強かった。春の全国選抜の出場権も得ていましたし、期待していましたが…」と話す。

全国選抜に続き、インターハイも中止に。部員たちは目標を見失ったまま自粛期間を過ごした。
中・高でダブルスの県1位になったキャプテンの松本葉月(3年)は悔しさを隠しきれない。

「インターハイのダブルスでベスト8をめざしてきました。部活とは別に、4㎞のランニングなど自主練習もしてきました。すべて今年の夏のためでした」
松本にとって今年のインターハイは一つの集大成でもあった。数々のオリンピック選手を輩出している坂本クラブでバドミントンをはじめ、強豪・日吉中学校で技に磨きをかけた。そして滋賀短期大学附属では人生初のキャプテンを経験していた。

「3年生は女子3人、男子2人の計5人です。私たちにとっては高校最後の年ですので、何かしらの大会があったらうれしいです」

6月26日、滋賀県高体連から春季総体の代替え大会の開催が発表された。松本は「大会があるなら…」と前置きした上でこう話していた。

「絶対に優勝したい」

すべてをこの大会にぶつける

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