2020.05.07
スポーツのある日々。⑤ レスリングスクール
その先を見据えて
一説では、世界最古のスポーツだとも言われるレスリング。全身の筋肉を使い、柔軟性が求められるこの競技は、他のスポーツをする上で活かされる部分も多い。いわば、子供たちの未来を作る競技がレスリングである。そんな特性もあって、レイクスのレスリングスクールでは未就学児の4歳から生徒を受け入れている。技を教え込むというよりは、マット運動など遊び要素が強いメニューを取り入れ、楽しみながら自然とレスリングに必要な動きを習得していく方針。その中で、子供たちのレスリングに対する向上心が強くなれば、それに応じてタックルやローリング、フォールなどのテクニックを教える。目標は、滋賀からレスリング競技のオリンピック選手を輩出すること。
その一環として、競技の普及にも力を入れている。一つの例が、当スクール生で結成される滋賀レイクスターズジュニアレスリングクラブが主催する「レイクス杯」だ。他府県からの参加者も年々増えてきたこの大会の特長は、他の大会でよく見かけるトーナメント方式ではなく、リーグ方式を採用している点。トーナメント方式では、下手をすれば試合開始から数秒で1日が終わりかねないが、リーグ方式では最低でも2試合は戦える。試合経験を積ませられる点で人気があるようだ。「レイクス杯」の大会方式も含め、このレスリングスクールは子供たちの”その先“を強く考えている。