2020.05.07
スポーツのある日々。④ ボートスクール
地域と連携し、育てる
レイクスのボートスクールは、大津市にあるNPO法人 瀬田漕艇倶 楽部とタッグを組んで2016年 からスタートした。レイクスの他 のスクールとは違い、対象は小学4年生からと募集年齢は少し高めの設定。その理由について、日本代表として1993年世界選手権(チェコ)8位、94年アジア大会(広島)優勝など輝かしい成績を誇る杉藤洋志コーチは、次のように説明する。「ボートは8人・4人・2人と人数が 少なくなるに連れて、水上でのバランスを取るのが難しくなります。こ のスクールで教えるのは、最も難しいシングルスカル(1人乗り)です。 乗りこなす技術はもちろん、パワーも必要ですので、小学4年生〜中学3年までに設定しています」
小学4年からスクールに通う元安梓(老上西小5年)は「スクールではボートが沈(転覆)した時の立て直し方も教わり、それができるよう になって初めて琵琶湖に出られます。ボートの基礎を一から学べたのが良かったです」と話す。 朝日レガッタ出場経験のある父・崇さんは「丁寧な指導がよかっ たのか、娘がすぐにシングルスカルに乗れるようになったので驚きました」と話す。 冬場は室内でエルゴマシンが中 心だが、暖かくなる春からは湖上での乗艇練習が再開される。興味のある方は、3月開催予定の体験 会に参加してほしい。