2020.04.10
[バドミントン]サンライズ
バドミントンクラブ「サンライズ」
名物練習は“おにごっこ&リレー”。
ちょっと変わったバド・クラブ。
長浜のバドミントンクラブ 「サンライズ」は、昨年12月 の「第28回全国小学生バドミントン 選手権大会」(男子ダブルス6年以下の部)に菖蒲池泰成・広部大輝ペアが出場するなど、2013年の創設から急成長を遂げている。
菖蒲池・広部ペアの全国大会出場は、小学生男子としてクラブ初の快挙。出場を決めた時は「うれしかった」と振り返る2人だが、全国大会では男子ダブルス1回戦で、 のちに大会ベスト8に輝く強豪ペアに惜敗。「やっぱり悔しさの方が強い」と話す。 菖蒲池は「全国は強かった。もう1度、全国で勝負したいという気持ちが強くなった」と言う。 個人戦ダブルスに加え、団体戦(滋賀選抜)の2つに出場した広部も同じ。「全国という上のレベルを経験できたのは良かった。でも、まだまだ自分の実力が足りないので、今より強くなって、将来的には世界と戦える選手になりたい」と、新たな決意も抱いたようだ。 サンライズは大輝の父・広部和成監督が立ち上げたクラブだ。幼稚園年長から高校生までが所属し、発足7年で全国大会出場者を8名も出している。
急成長の理由を広部監督は「おにごっことリレー」 だと説明する。最長2時間ほど、おにごっととリレーに費やす日もあ るという。「特におにごっこは、バドミントンに必要な反射神経や瞬発力を養うのに向いていると思います。もちろん、シャトル練習もしますが、ベースとなる体作りが基本だと思って います」 2016年にクラブ初の全国出場選手となった金子真帆・永松沙音ペア(長浜北中学2年)は「何のクラブ?ってくらい走ります(笑)」と口を揃える。永松は「でも、体力が付いたおかげで試合の後半でもバテない」と効果を口にする。金子は「最初は走るのが苦手だったけど、 それを克服することで、何事においても苦手意識を無くせるようになった」と言う。
クラブ全体のキャプテン山根新(長浜北中学2年)も、このサンライズの練習で心身を鍛えられた一人だ。「長浜市の中学校にはバドミントン部がありません。競技を続ける上で、サンライズの存在は大きい。いろんな年代の選手をキャプテンとしてまとめるのは難しいけれ ど、チームをまとめながら、目標の滋賀県1位を目指します」 長浜から全国へ。サンライズの挑戦は、これからも続いていく。