2019.12.24

ウカルの1年を快勝で締めくくれ〜12月の戦い Series 4 vs島根〜

12月は滋賀レイクスターズのホームゲームが4節6試合。シーズンの流れを大きく左右する〝Battle of December〟のゲームプレビュー

Series4 滋賀ダイハツ presents vs島根スサノオマジック

ホームゲーム4勝1敗

ウカルちゃんアリーナでの12月6戦は、5試合を終えて大きく勝ち越すことに成功した。
だが、気を緩めるわけには行かない。チャンピオンシップを狙うために、まず超えなければならない勝率5割の壁まであと3勝。
ステップアップしていることを証明するためには、西地区6位の島根にホームで負けることは許されない。

島根は勝敗で見れば下位に低迷しているが、今シーズンここまでわずか3敗(20勝)の川崎ブレイブサンダースに土をつけるなど、底力は侮れない。
とりわけ、外国籍選手の3人は強力だ。

今季開幕から所属する#4カーターと#41クウェリは2人とも高い得点力とリバウンド力を誇る。特にカーターはスリーポイントも多投し、決定数は第13節終了時点で59本とリーグトップ。琉球ゴールデンキングスの岸本、レイクスの狩野といったシューターたちよりも多く決めているのは脅威だ。
2シーズン前にB1を戦った際は日本人選手の層が薄かったことが大きな弱点だったが、再昇格した今回は名門の東芝(現川崎)出身で豊富な経験を持つベテランPG#5山下を獲得し、B1初挑戦となる滋賀県大津市出身で得点とアシスト力のあるPG#6北川らガード陣を補強。さらに今月中旬には元NBAの#35サマーズを加え、外国籍選手も3人体制を整えた。カーターやクウェリに偏っていた負担も分散され、戦術の幅も広がっている。

レイクスでは#2齋藤が12月ここまで7試合全てで二桁得点を稼ぐなど好調ぶりが著しい。#32狩野や#24高橋、#12ウォーカーのスリーポイントが好調な時は快勝し、逆に不調に陥ると攻め手を欠く傾向がシーズン序盤には見られたが、ボールハンドラーの齋藤が思い切って切り込む場面が増えたことで、相手のディフェンスをかき回せるようになった。テンポ良くパスが供給されれば、シューター陣のリズムが良くなる。#19エアーズ加入により、格段にリバウンド面が強くなったこともあり、チーム全体が上手く回るようになっている。

2019年のレイクスは、先シーズンも含めてウカルちゃんアリーナでは16勝10敗(2018-19シーズン:9勝7敗、2019-20シーズン:7勝3敗)。相性のいいホームアリーナでの1年を気分良く締めくくるためにも、ゲーム序盤からアグレッシブに臨みたい。

【今季の対戦】
 10.16 滋賀 78 - 61 島根(松江市総合体育館)

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