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2019.02.15

こども記者の社会見学 <第1回>株式会社イシダ滋賀営業所

教育コンテンツの一つとして立ち上がった本企画。県内の小学生が記者として滋賀の企業や施設などを訪問し、
ちょっと社会に触れて勉強する内容。この経験が、やがて滋賀を元気にする。

はかりしれない技術を、世界へ。
 世界的に知られる老舗ハカリメーカー 「イシダ」。 滋賀レイクスターズのパートナー企業として名前を知っている読者もいると思うが、実際どんなモノを製造しているかをパッと思い浮かぶ人はどれだけいるだろうか。

 そこで、こども記者に探ってもらうことになった。 イシダ広報室室長の三原国彰さんに製造・開発を行う滋賀事業所を案内していただき、〝何をつくってんの?〞を調査してくれたのは4人の小学生たち。 1年の松田華穂さん、2年の宮西龍志くん、3年の松田侑くん、そして5年の西村彩音さん。 三原さんの説明に 「へぇ」「ふ〜ん」 などと驚きながら理解を深めていった。



イシダの名を世界に知らしめたのは、1972年に開発した 「組み合わせ計量機」がきっかけだった。 機械遺産にも認定されているその第一号機は、現在、滋賀事業所に展示・保存されている。 しかも、電源を入れれば元気に動くというグッドコンディション。この耐久性の高さからも、イシダの技術力の高さがうかがえる。

 この 「組み合わせ計量機」 のすごい点は、重さの違うそれぞれのピーマンからベストな組み合わせを導き出すところ。 例えば、100gに設定したら30gと30gと25gと15gのピーマンを選り分けて組み合わせるといった具合だ。 それを数秒でやってのける。 このスピードは人間の手作業では難しく、作業効率を大幅に向上させた点で高い評価を受けた。

 実際、こども記者たちが本物のピーマンでこの組み合わせ作業に挑戦すると、ベストな組み合わせを見つけるまでに数分かかった。 イシダはこの第一号機によって企業スローガンである 『はかりしれない技術を、世界へ。』 を世界に示したわけである。

 その後、イシダは組み合わせ計量機を軸に、食中毒の原因であるアニサキスや異物混入を防ぐ検査装置など食の安全・安心をもたらすような開発を行ってきた。 その延長で物流や医療・医薬業界向けの製品開発を行い、新たな扉を開けることにも成功している。

ピーマンは形も重さもバラバラ

組み合わせ計量機の第一号機のミッションは、一つ一つ重さが違うピーマンをはかり、最適な組み合わせを数秒で見つけることだった。こども記者たちが、実際に計量機にピーマンをとっかえひっかえ乗せて最適な組み合わせを探すと…1分、2分、3分…。組み合わせ計量機のすごさを実感した。

“ポテチ”が商品になるまで

こども記者にとって身近なポテトチップスを例に、イシダが開発した組み合わせ計量機の仕組みを説明する広報室室長の三原さん。「ポテチを人間がはかって袋に詰めていたら…、はい、日が暮れますよ~(笑)」

ラッピング処理の速さがすごい!

スーパーなどで見かけるパック食品。これ、熟練パートさんがやっていると思っていませんでしたか?熟練さんがやっている店舗もあるとは思いますが、イシダが開発した機械では指定の場所にトレーを置くだけで、わずか1~2秒でラッピングが完了した。しかも、トレーの大きさが変わっても瞬時に対応。「うわ、かしこい!」とは、西村彩音(小5)記者。

製造する機械はほぼ1点モノ

野菜、お菓子、コーヒー豆など各会社によってはかりたい商品が異なる。だから、イシダ滋賀事業所が手がける機器は「ほとんどが1点モノです。食品によって形状だけではなく、機械のパーツの材質も変わるんです」(三原)。「なるほど!」とは、松田華穂(小1)記者&松田侑(小3)記者。

これはコーヒー豆用の計量機

コーヒー豆も一粒一粒の重さが違うため、写真のような複雑な組み合わせ計量機で振り分けられる。コーヒー豆の表面には油が付着しているため、金属板に凹凸をつけて接地面積を少なくして豆が滑り落ちやすくするなど専用設計になっている。「見た目もかっこいい!」とは宮西龍志(小2)記者。

真剣な表情で工場内を見つめる

機械の迫力や複雑な動きに、やや圧倒されたこども記者たち。この経験が将来に役立つことを期待したい。



株式会社イシダを知る5つのキーワード

1.創業は明治26年(1893年)
2018年に創業125年を迎えたイシダ。1972年開発の「組み合わせ計量機」を機に世界に名をとどろかせ、今や年商約1200億円、従業員約3600人というグローバル企業に成長した。食品の計量機開発で培った技術とノウハウを生かし、現在は医療・医薬など、様々な分野に向けた機器も製造。

2.コーポレート・スローガン

はかりしれない技術を、世界へ。

3.企業理念「 三方良し」
 自分良し、相手良し、第三者良し。社員と会社が一体となって成長・発展し、顧客のニーズに応える。そして信頼され、豊かな社会づくりに貢献する企業を目指している。

4.2019年に会社として初のアスリート採用。アーチェリー山本雅也選手と倉矢知明選手。

 東京オリンピックを目指すアーチェリーの山本雅也選手(大津市出身)と倉矢知明選手が、2019年4月に入社する。イシダとしては初のアスリート採用。公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)が実施するトップアスリートの就職支援ナビゲーション「アスナビ」によって斡旋された。

5.滋賀のこどもを元気に!

 イシダでは、滋賀の次代を担う元気なこどもたちを育てたいという思いから、さまざまな取り組みを始めている。その一つとして2018年夏に実施したのが「第1回小学生クイズ王選手権」(びわ湖放送)。全国の強豪・立命館大学クイズソサエティーのメンバーが作成した難問に、県内の小学生たちが挑戦した。今年7月には第2回大会が開催予定。

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