2019.02.12

[サッカー]京都サンガF.C. 江川慶城・服部航平

大津市出身の2人がトップチームへ。開幕スタメン・世界No.1を目指す。
中学時代から京都サンガF.C.の下部組織でプレーしてきたDF江川慶城・FW服部航平が、京都サンガF.C.U-18を経て今シーズンからトップチームに昇格。 2月24日の開幕戦(vs.アルビレックス新潟/西京極陸上競技場)に向け、現在、厳しいポジション争いを繰り広げている。 同U-18で主将を務めた江川は「目標は開幕スタメン。 ほかの選手との違いを見せていかないとプロでは勝ち残れないので、1日1日をしっかりアピールしていきたい」 と気持ちを引き締めた。


 服部は 「自分の最終的な目標は世界No.1ストライカーになること。それは昔も、今も、これからも変わらない。 目標を達成するために、何が必要かを考えて行動していきたい」 と先を見据えた。

 Jクラブの下部組織出身らしく、すでにプロ意識を備えた2人。 トップチーム昇格の話を聞いた時も、うれしさ以上に気持ちが引き締まったと話す。 江川はこう振り返る。

 「昨夏にトップチームの練習に参加し、その時にトップチーム昇格の話をいただいた。 自分は上がれるのかどうかと気にはなっていたので、やっぱり気持ち的にはほっとしました。 でも、それ以上に気が引き締まったのを覚えています。トップに上がれなかった同期メンバーやU-18の後輩たちは、今まで以上に厳しい目で僕たちを見てくると思ったので。 高校最後のシーズンにどういう結果を残せるかをすごく意識しました」

彼らの主戦場だった 「高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2018 WEST」 では、シーズン終盤まで優勝戦線に残った。 だが、ラスト2節を落として最終4位に。 その悔しさをもって挑む〝J2〞を服部は並々ならぬ決意で迎える。

 「プロ選手としてもっと成長しないと、自分はすぐに終わっていくなとしか思っていない。 (同じ大津市出身の)宮吉拓実選手のプレーを見てシュートうまいなぁとか思っていてはダメ。 トップチームに昇格したからには、同じポジションの選手全員と競い合っていかないといけない 」

 J1昇格を目指す京都サンガF.C.の原動力になれるか。 2人の成長に注目したい。


Profile/えがわ・げんき。2000年4月2日生まれ、大津市出身。長等スポーツ少年団サッカー部(長等小学校)、京都サンガF.C.U-15(皇子山中学校)、京都サンガF.C.U-18(立命館宇治高校)を経て今シーズンから京都サンガF.C.トップチームへ。2015年U-15日本代表候補、2018年NEXT GENERATION MATCHU-18Jリーグ選抜メンバー。181cm、70kg


Profile/はっとり・こうへい。2000年8月22日生まれ、大石スポーツ少年団サッカー部(大石小学校)、京都サンガF.C.U-15(南郷中学校)、京都サンガF.C.U-18(立命館宇治高校)を経て今シーズンから京都サンガF.C.トップチームへ。2015年U-15日本代表候補。同年メニコンカップ オールウエストメンバー。172cm、67kg





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