2018.07.07

[テニス]湖南市立石部小学校/パブリックテニスイングランド 若松泰地

「修造チャレンジ」で見つけた目標と課題。決意新たに全国大会へ挑む。

「今年は全国ベスト4…。 いや、やっぱり全国優勝狙います!」 と白い歯をこぼし答えてくれた若松泰地(石部小6年)。 昨年初めて出場した全国選抜で5年生ながらにベスト8入りを果たした期待の逸材だ。 今春も、滋賀県小学生テニス大会優勝、関西マスターズ優勝、関西小学生大会準優勝と、たて続けに好成績を残しているから、その目標もあながち大きすぎるものではないのかもしれない。

全国優勝を目標に掲げた大きなきっかけは、今年6月に元テニスプレイヤーの松岡修造氏が直接指導する 「修造チャレンジトップジュニアキャンプ」 に参加したこと。 将来有望な選手育成のために開かれるもので、今回は選考された12歳以下20名が4日間の合宿に参加した。 そこで、ストロークやボレーなどの技術面は評価されたものの、戦術やメンタル面の強化が課題として浮き彫りになってきた。 合宿の最後には修造氏から「泰地、上を向け」 と言葉をかけてもらったという。 ライバル達からさまざまな刺激を受け、合宿を終えた若松は 「ナショナルチームに入る!という目標がはっきりと決まった」 と目を輝かせた。

3歳上の兄がテニスを始めた影響で、物心をついた頃にはラケットを握っていた若松。 これまでずっと兄の背中を追いかけてきたが、いま新たな目標を見つけ、自分の足で走りだそうとしている。 今夏の全国大会がその大切な一歩となるだろう。

若松 泰地

湖南市立石部小学校/パブリックテニスイングランド

Profile /わかまつ・たいち。2006年4月7日生まれ。3歳上の兄の影響で物心ついたときにはラケットを握っていた。6歳で初試合を経験し、小学3・4年生の頃には高学年を相手に試合に勝つことも増えた。昨年の全国選抜ジュニアテニス選手権大会でベスト8入り。6月には、フロリダのIMGアカデミーで行われたニックボロテリーディスカバリーオープンで優勝。憧れはロジャー・フェデラー(スイス)。

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