2018.04.07

[男子ソフトボール]栗東高校 男子ソフトボール部

男子だってアンダースロー。もう一つの“センバツ”の舞台裏。

ソフトボールといえば、オリンピックの影響もあってか、女子のスポーツだと思われがち。 だが、男子もある。 高校トップクラスともなるとMAX120キロ台の豪腕投手もごろごろ。 体感速度は野球の160キロ台といえば、そのすごさは想像できるだろう。 しかも、野球よりふた回りほど大きなボールをアンダースローで投げるのだから驚く。 それを打ったり、キャッチしたり、投げたりする。 想像以上に男子ソフトは迫力満点だ。

栗東高校男子ソフトボール部のキャプテン小島歩(3年)は、その迫力に魅了された一人。
「中学まで野球をしていたけれど、高校でソフトボールの練習を見て、やってみたいと思った。 グラウンドがコンパクトで、全てのプレーが速い。 かっこいいと思った」

現在、滋賀にある高校男子ソフトボール部は栗東と彦根工業の2校。 栗東は1974年創部と歴史が古く、2014年の横浜インターハイではベスト8(5位入賞)入りも果たしている。 インターハイ出場は10年連続で、湖国の男子ソフト界をリードする存在だ。

目標は過去最高のベスト8を越えること。 だが、今年3月の全国選抜大会1回戦で広島の御調高校に0-13の5回コールド負けを喫するなど、なかなか全国の壁は高い。 ただ、この試合では夏につながる収穫もあったと小島は話す。
「声を出すことが今年のテーマ。その部分ではよく声も出て、いい雰囲気で試合はできた。 この経験を夏につなげ、まず全国1勝を目指し1球1球を大切に練習していきたいと思います」

インターハイ県予選決勝は6月1日の彦根工業戦。 全国1勝への道はここから始まる。

栗東高校 男子ソフトボール部


Team Profile 1974年創部。メンバー15名(3年3人、2年10人、マネジャー2人)。2014年のインターハイ(横浜)ベスト8(5位入賞)。10年連続インターハイに出場。学校は、滋賀の競技普及を目指した滋賀県U18男子ソフトボールアカデミー「SSヤングレイクス」の拠点にもなっている。松村圭監督は「興味のある中高生は、ぜひ気軽に問い合わせてほしい」と話す。詳しくは滋賀県ソフトボール協会HP参照。

関連記事