2020.10.30

『自分史 part2』本田ルーカス剛史

自分史part2

こんにちは!
木下アカデミー所属でフィギュアスケートをしている、本田ルーカス剛史です!

Part2では小4〜中1の頃を書く予定でしたが、書いていたら思っていたより記事が膨らんでしまったので、小4〜小5の頃を書こうと思います!
また長い文となりますが、よろしくお願いします🙇🏻‍♂️

Part1はこちら! → https://lakesmagazine.jp/2020/09/29/lav0056

〜小3と小4ちょっと〜

小3の11月ぐらいまではまだ初級でしたが、そこからおよそ1年の間に、初級から4級まで取得しました。4級の目安ですが、2回転の連続ジャンプが跳べると合格ができます。僕は2回転ジャンプまでは早く習得できたこともあり、怒涛の1年だったと思います。そのおかげもあり、小4の10月には全日本の試合に繋がる予選となる、近畿選手権大会に初めて出場することができました。男子はそもそも出場人数は少なく、難なく予選は通過できました。フィギュアの男子は他の競技と比べて全日本級の大会に出やすい競技ですね…

〜初めての全日本〜

第16回全日本ノービス選手権大会@京都アクアリーナ
それまでは近畿大会が一番大きな大会だった僕にとって、同世代にこんなに沢山選手がいるんだ、こんなに上手な子がいるんだと、会場は京都で慣れているはずでしたが、その場の雰囲気に大きく呑まれてしまいました。緊張で体もガチガチになり、もはや滑ってる感覚もないくらいで、案の定ほとんどのジャンプを失敗し、結果は13位となりました。それまではなんとなくやっていても、近畿の中では表彰台には乗れて、メダルをもらえていたので、まさに井の中の蛙でした。本当に悔しく、試合後、駐車場の車の中でひたすら涙していました。
そしてその日から自分の中で大きく意識が変わり、スケートに対する向き合い方も変わりました。

〜野辺山合宿〜

悔しい思いをしたその次の日から、できることはなんでも全力で、そして人よりも一回でも多く、ということを意識して毎日練習やトレーニングをしました。
翌年の7月、はじめての野辺山合宿に参加することができました。日本スケート連盟が開催する有望新人発掘合宿と言うもので、全国のノービスの世代が長野県の野辺山に集まり、体力テストや氷上練習、トレーニング、表現レッスン、演技会など、3泊4日でこなしていきます。いろいろなチェック項目があり、総合的に判断して、有望選手と判断されるとその年の全日本ノービスにてシード選手に選ばれます。そこをまず目標に合宿に向けて練習を積んでいきますが、僕は今回初めてだったので、経験を積み、勉強をする気持ちで行きました。ステファン・ランビエール(トリノオリンピック銀メダリスト)先生が特別講師としてきていて、教え方や新しい練習を教わることができて、楽しく吸収できました。演技会はあまりいい出来ではなく、まあシード選手にはなれないだろうと思っていましたが、その発表の結果、シード選手に僕の名前もありました。本当にびっくりしましたし、とても自信にもなりました。当時から音楽に合わせて踊るのが好きで、そこを評価してもらえたようです。

〜全日本ノービス選手権@茨城〜

少し自信もつき、全日本ノービスに向けて練習を積みました。ダブルアクセルというジャンプを跳べれば、表彰台は確実ということはわかっており、とにかく頑張っていました。
しかし、試合当日には習得が間に合いませんでした。(悲しい?ことに試合の次の週に習得しました)結果は4位入賞となり、3位とは0.11点差で、表彰台を逃す悔しい結果となりました。ジャンプが点数の大部分を占めるので、もう少し技術面での点数が欲しかったです。しかし、演技構成点(表現力やスケーティングスキルなどの項目)では全体の2位で、そして前年よりは確実にレベルアップできたことは、自信にもなりました。
その帰り、頑張ったからと、新幹線でコーチがアイスを買ってくれました。特別に甘くて美味しいアイスでした。とても嬉しかったです。

part2 fin…

説明部分も多くなり、今回もとても長くなってしまいました…

次号では、小6〜中1の頃について書きたいと思います!

お楽しみに!

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