2017.10.07

[ラグビーフットボール]膳所高校ラグビーフットボール班

いざ”花園”へ。機は熟した。

全国高校ラグビー(花園)出場をかけた滋賀県予選が、10月21日から始まる。 近年の勢力図では、本命が全国大会常連の光泉、対抗馬が八幡工業だが、今年はこれに一石を投じるチームがある。 膳所高校ラグビーフットボール班だ。

1948年4月に創部(班)された膳所は、来年で70周年を迎える。県内で最も歴史のあるチームで、愛称は 「BLACK BUCKS(ブラックバックス)」。 文字通り、バックス(ポジション名&鹿の意味)の脚を活かした展開ラグビーが膳所のスタイルである。

昨年の滋賀県予選では2007年以来の決勝進出を果たし、今年7月には7人制ラグビーの全国大会に初出場。 悲願の全国1勝を挙げるなど、着実に実力を付けてきている。 同班OBでもある奥村亮監督は「バックスは昨年の滋賀の決勝を経験した選手が残っている。 他のメンバーも成長しており、今年はチャンスだと思います」 と話す。

中学ラグビーの経験者は3人。その中で唯一、小学生から競技を続けてきたキャプテンの阪口健也(3年)は 「まず八幡工業に勝つこと」を念頭に置く。

「今年のチームにはキープレーヤーはいない。だから、全員で守って、ボールをつないで、トライを奪いにいくのがテーマ。 昨年の決勝は緊張もあって光泉に大敗したけれど、いい経験ができたとも思う。 まず八幡工業に勝って、光泉への挑戦権を得る。そして花園へ行きたいと思っています」

今年の滋賀県予選は、合同チームがなく、単独の9チームによって全国切符が争われる。 第3シードの膳所は、10月27日に滋賀学園vs.玉川の勝者と初戦を戦う。 勝てば、11月5日に八幡工業戦、11月12日に決勝と続く。

膳所高校ラグビーフットボール班

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