2017.07.01
【Face of Campus SPECIAL】湖国からの挑戦状③
FILE.03[BADMINTON]龍谷大学体育局バドミントン部
清水智彦
比叡山育ちのキャプテン。 全日本インカレ優勝を誓う
名門・龍谷大学バドミントン部でキャプテンを任されている清水智彦(4回生)は、「強くなりたい」と京都から比叡山高校にやってきた。 1年から団体メンバーに選ばれ、3年生時の全国選抜ではベスト4、インターハイでは8強入りも果たしている。
「とにかく比叡山ではメンタルを鍛えられた。 山道12㎞のランニングが日常で、足腰の前に気持ちを強くしないと部活を続けられなかったですから(笑)。 比叡山高校での3年間は貴重です」
龍谷大学では、その鍛えられたメンタルを武器に1回生から団体メンバーに抜擢。 全日本インカレも1回生でベスト8、2回生ではベスト4、昨年の3回生では準優勝と年々結果を伸ばしてきた。 そして今年は大学でのラストイヤー。 昨年以上の結果を目指す。
「昨年の団体決勝で敗れたあと、絶対に来年こそは優勝すると誓った。 まだまだ磨かないといけない部分はあるけれど、何が何でも優勝したい」。
比叡山で闘争心を身につけた強豪大学のキャプテンは、強い気持ちで最後の全日本インカレにかける。
龍谷大学体育局バドミントン部 清水智彦
PROFILE/しみず・ともひこ。福井県生まれ。小学1年から中学3年まで京都・舞鶴のチームでプレー。高校3年間を比叡山高校で過ごし、2年生時の全国選抜大会ではシングルスで4強入り。龍谷大学では3回生だった昨年に全日本インカレの団体で準優勝も果たしている。
FILE.04[THE SHOT-PUT]びわこ学院大学陸上競技部
中村佑晟
この4年で全日本インカレ出場を。 188㎝の大器、頂点へのシナリオ
びわこ学院大学の中村佑晟(1回生)は、東近江市の聖徳中学で陸上競技を始めた。 中学2年までは三段跳の選手だったが、膝の故障を機に砲丸投に転向。「 最初からそこそこ投げられた」 という少年は、転向して半年足らずで県中学夏季総体を制した。 「もっと上へ」 と思い、高校は投擲種目の指導に定評がある滋賀学園へ。
「高校では砲丸投、円盤投、ハンマー投げをやりました。 でも、砲丸投で近畿大会に出場するくらいしか結果は残せず悔しい思いをしました。 だから、全国レベルの高校の先輩がいる、びわこ学院大学で、もう一度最初から上を目指そうと思いました」
高校と大学のキャンパスは近く、また高校の恩師が今春から大学のコーチにも就任。 練習環境はほぼ変わらないが、高校と大学で大きく変わったことが一つあると中村は話す。
「高校の時は先生に自分の意見をなかなか言えなかった。 でも、大学では積極的に先生と意見を交わすように心がけている。 そこが大きく違います」
すると、今年5月の「 関西学生陸上競技対校選手権大会(男子2部)」で、いきなり準優勝。 188㎝98kgの大器は、早くも上昇気流に乗り始めている。
「まだまだ全日本インカレに出られる実力ではない。 だけど、大学4年間のうちになんとか出場したい」。
頂点へのシナリオはまだプロローグに過ぎないが、好発進と言えそうだ。
びわこ学院大学陸上競技部 中村佑晟
PROFILE/なかむら・ゆうせい。東近江市出身。八日市南小学校、聖徳中学校、滋賀学園高校を経て、びわこ学院大学へ。中学から陸上競技をはじめ、3年から砲丸投げに転向。すぐに頭角を現し、県夏季総体で優勝した。姉はレイクスサポートアスリートの中村由萌(カヌー・日本体育大学)。