2022.04.28

大学生の間に世界陸上へ 溜池一太 洛南高校→中央大学 [陸上競技/中長距離]

4月から最終学年となる湖国ゆかりの大学アスリートたちに、この1年にかける想いを聞いた。また4月から大学生になる注目の滋賀出身選手も紹介。2022年を熱くさせるのは果たして誰だ。

「地元の大会で走りたかったので、すごく楽しみでした」。にこやかに話したのは、2月6日の「BIWAKOクロカン2022」のU20男子5㎞でダントツ優勝した溜池一太(洛南高校)だ。

レース会場の希望が丘文化公園は、野洲北中学時代に県中学駅伝大会を走った思い出の地。「中学駅伝ではアンカーを走らせてもらいました。もう一度走れてうれしかったです」

洛南高校では中・長距離の看板選手として活躍し、春からは強豪・中央大学へ進学する。箱根駅伝をはじめ駅伝での活躍が期待される逸材だが、大学4年間の目標は「世界で戦う」である。

「駅伝も頑張りますが、個人としては大学生の間に5000mと1万mで世界選手権に出場したいと思っています」

その先に見つめる光景は「フルマラソンでオリンピックに出場し、メダルを獲得している自分」。大きな野望を達成する冒険が、いよいよ今春から本格的にスタートする。

溜池一太

中央大学

ためいけ・いった。野洲北中学、洛南高校を経て、4月から中央大学へ。高校3年時にインターハイ1500mに出場。自己ベストは1500mが3分48秒85、5000mは13分55秒97。全国高校駅伝にも2度出場している。177.7㎝、59.2㎏。

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